南山大学外国語学部英米学科では、3年間にわたる海外の大学との交流を通じた国際プロジェクト「多文化社会における英語による発信力育成―グローバル時代に活躍するための多元的学士力向上プログラム―」をスタートさせました。このプロジェクトは平成21年度文部科学省大学教育・学生支援推進事業【テーマA】大学教育推進プログラム(GP:Good Practice 優れた取組)に採択されています。
このプロジェクトには三つの大きな柱があります。
(1)海外提携校と連携し、本学および海外で国際ワークショップやシンポジウム等を行うことによって、実体験に基づく「異文化理解力の育成」を目指すこと。
(2)行事の企画・運営を学生主体で行うことによって、「企画・運営力の育成」を目指すこと。
(3)司会、口頭発表、議論、卒業論文執筆などをすべて英語で行うことによって、「英語による発信力の育成」を目指すこと。
これら三つの柱を支えにして「学士力の向上」を目指します。国際経験豊かな本学科教員の助言のもと、学生の企画運営委員会が中心となって、学生自らが世界に向けて情報発信を行っていくところが本プロジェクトのユニークなところです。
単に英語力を向上させるだけではなく、専門的な学識に基づいて自らの意見を英語で発信できるようになることは、学部生にとっては大きな挑戦であるに違いありません。しかしながら英米学科生には、磨き上げた高い英語力と若者ならではの「大胆さ」を武器に、失敗を恐れず、「世界」というフロンティアに乗り出していって欲しいと考えています。日本の大学生の潜在能力を最大限に引き出すことを目指す学士力向上プログラム―その精神を体現しているのが南山大学英米学科の「多文化社会における英語による発信力育成」プロジェクトであると言えます。
このサイトでは、プロジェクトにおける活動をみなさんに知っていただくために、今後次々と情報を発信していきます。みなさんのまたのご訪問をお待ちしています。
南山大学外国語学部英米学科長 鈴木達也(取組採択時)