法科大学院の紹介
メッセージ
南山大学長 ロバート・キサラ
南山大学は創立以来、「キリスト教世界観に基づく学校教育」を建学の理念とし、「人間の尊厳のために」という教育モットーを掲げてきました。キリスト教精神によれば、一人ひとりの人間は一個人としてかけがえのない存在であり、侵すべからざる尊厳を持ちます。
本学では、全ての学生が、自らの尊厳を強く自覚すると同時に他者の尊厳を尊重でき、すべての人と協力して社会に貢献できるような人間となることができるよう、教育を行なっています。
グローバル時代を迎えた現代において法曹に寄せられる社会の期待を考えたとき、人間の尊厳を尊重する南山法科大学院が果たすべき役割は、大変大きいものに違いありません。
法務研究科長 榎本 雅記
南山大学法科大学院は、キリスト教精神に基づく南山大学の教育モットー「人間の尊厳のために」を法曹養成の領域で実践することを目指し、人間の尊厳を基本とした倫理観を身につけ、社会に貢献できる法曹の養成を教育理念としています。社会のあらゆる場面において人間性の回復と人間を中心に置いた思考が求められる現代社会においては、より一層人間の尊厳に対する深い理解が求められていると言えるでしょう。
本研究科は、今後も、刻々と変化する社会において想起する様々な諸問題に対して、上記教育理念の下、司法に期待される役割を十全に果たしうる法曹を養成したいと考えています。そのため、少人数制の下での、教員と院生の相互の信頼関係を土台とした、質の高い、きめ細やかな双方向教育の実践を目指して務めています。
ぜひ、一人でも多くの方が、本法科大学院で、上記の教育理念を学ぶ場に加わって頂けたらと思います。