日時 | 2010年07月20日(火)17時00分~19時30分 2010年07月21日(水)13時30分~15時00分 |
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会場 | 南山大学B棟31教室、B棟43教室 |
講師 |
Day1: "Obaachan's Garden and the Japanese Canadian Experience” |
司会 | Bonn, Suzanne (南山大学外国語学部英米学科講師) |
今回の上映会&ワークショップでは、英米GPにとって初の試みとなる二日間にわたってのプログラムとして開催しました。
Day1: 日系カナダ人3世であるLinda Ohama氏をお招きし、自らが監督を務め、数々の賞を受賞した作品"おばあちゃんのガーデン”の上映会及び、Q&Aセッションを行った。"おばあちゃんのガーデン"は監督であるLinda Ohama氏の祖母の過去について描かれたドキュメンタリー映画。戦時中、カナダに住んでいた日本人の移民の現状や、2世・3世のアイデンティティーについて考えさせられる作品となっており、観客は皆心を動かされ、とても充実した時間を過ごすことができました。
Day2: 少人数でのワークショップを開催。参加者は事前に2つの写真(自分の現在・過去)、家族についての文章を用意し、自分のルーツを見つめるワークショップを行いました。ドキュメンタリー映画、"礎‐ISHIZUE-"を見ながら、それぞれの持つアイデンティティーについて話しあいました。自分の過去が、今の自分にどのように影響しているのか、ルーツを考えることの大切さについて改めて考えさせてくれたワークショップとなりました。様々な年齢、バックグラウンドを持つ人々の参加により、異文化理解の面でも大変充実した時間となりました。
![]() Ms. Linda Ohama |
![]() Day2 Workshopの様子 |
![]() アイデンティティについての語り合い |
映画上映が始まる前の様子
"参加者からのコメント”
◇とても心に残る映画でした。私の知らなかった移民の歴史について知ることができ、良かったです (英米学科3年)
◇リンダさん、そしてこの映画を、おばあちゃんや家族の想いを感じる貴重な機会になった。そう思うからこそ、もっと多くの人にこの映画やリンダさんの話を聞いて欲しかった(英米学科3年)
◇実際の歴史に基づいた、そしてそこに関係する人々の思いがたくさん込められた素敵な映画でした。私自身、日本人として自分を保っている何かを問いたくなる内容、おばあちゃんの姿勢に心を撃たれました (英米学科4年)
◇歴史の中で、あのような人生を生きた方とその後子孫の存在を知り、重い気持ちになりました。 日本への望郷の思い、別れた二人の娘さんの人生、秘密を知った方々の思い…。熱いお心の一族の歴史を心から讃えます。ありがとうございました。(高校講師)