南山大学

 

講演会

第12回講演会
「Thomas Hun-tak Lee's Lecture」

日時

3月4日(金) 13:30-15:00

会場

南山大学 名古屋キャンパスB46

講師

Thomas Hun-tak Lee(Chinese University of Hong Kong)

"Logical structures in early child language"

司会

村杉 恵子 (南山大学外国語学部英米学科教授)


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2011年3月4日Thomas Hun-tak Lee氏お迎えし、「初期の子供の言語の論理構造について」の講演をしていただきました。この講演で、私たちは多くのことを学びました。 はじめに、言語獲得の視点からの論理構造の研究では、認知的発達における数量詞の発達と人間言語の論理的構造の複雑さに関して矛盾する調査結果があるということを学びました。Thomas Hun-tak Lee氏は、人間言語の論理構造は標準の論理学で受入れられた論理演算子のリストだけでは扱いきれず、子供は論理構造において大人とは異なるかもしれないということにも言及しました。 次に、Thomas Hun-tak Lee氏は、初期の子供の言語の論理構造について話しました。私たちは、存在量化子と全称量化子についてと、それらの論理演算子が影響を及ぼす作用域について学びました。子供の母語により、いくつの時に、何を修得するのかという点において違いがあります。 最後は、論理構造の発達の一般化についてでした。初期の論理構造の研究が認知的発達と普遍文法の研究につて新たな視点を提供してくれるように思われます。 講演の内容をより分かりやすくするために、たくさんの例と引用文献、またグラフや絵等を見せてくださいました。 Thomas Hun-tak Lee氏の講演は、子供がどのように言語の論理構造を獲得するか、標準中国語と広東語の英語との比較等、とても興味深く、たくさんのことを学ぶ機会を与えてくれました。

By Nanako A

Dr. Leeによる講演の様子

講演内容についてDr. Leeに質問をするGP の学生Yuri

講演の要約のためDr. Leeに質問をするGPの学生 Nanako

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Thomas Hun-tak Lee による講演の様子

Dr. Lee talked of the children's ability and inability to grasp certain concepts linguistically in early childhood. He used English, Mandarin, and Cantonese to observe what children found easy and difficult to grasp and the interesting comparisons that could be made in the languages and what it meant. The students found the lecture fascinating and thought provoking, as evident in the large amount of questions the students had after the lecture.

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