総合政策学専攻
専攻の概略
20世紀後半、わが国は急速な経済発展によって先進国の仲間入りを果たしましたが、バブル経済の崩壊以降、経済の低迷によって、国や地方の財政が逼迫し、政治体制も混迷を極めています。一方、世界に目を向けると、20世紀末から構造転換が急激に進展し、世界経済の一体化によって国際競争が激化しています。こうしたグローバル化の趨勢は、従来のわが国の政治、行政、経済、社会等のシステム変革を迫るものとなっています。
本専攻では、このような国際問題、国内問題および両者に共通する環境問題を踏まえ、持続可能な社会の構築に向けて、社会科学の複合的な基礎学問を基に、これらの問題を解決する実践的な政策立案とその実行を果たす高度な専門職業人と、学際的研究能力を有した問題解決志向型の研究者を養成することを目的としています。
期待される進路
社会科学研究科修了生の就職先はあらゆる業種にわたっており、良好な就職実績を重ねています。
- 国際機関、一般企業の国際・海外部門、NGO、NPO等で活躍する人材、中央政府等で国際政策を担う人材
- 地域の社会経済状況を的確に捉え、地方公共団体、社会的企業、一般企業、シンクタンク・コンサルティング企業、NPO等において調査分析、政策立案が実践できる人材
奨学金
南山大学では、諸般の事情で学費などの捻出が困難な方のために、独自の奨学金制度を設けています。奨学金は、返還不要の「給付奨学金」と、返還が必要な「貸与奨学金」の2種類があります。