総合政策学専攻 教員・研究紹介
山田 望 教授(研究指導教員【博士前期・後期】)
職名 | 教授(研究指導教員【博士前期・後期】) |
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専攻分野 | キリスト教教理史、文明論 |
研究テーマ〔長期〕 | 諸宗教・宗派間の対立と共存 |
研究テーマ〔短期〕 | 古代キリスト教異端の排斥メカニズム |
担当科目 | 西洋文明史研究、総合政策特殊研究(文明研究) |
研究情報詳細 | 私の研究は、短期的には、古代キリスト教史上、西方教会最大の「異端」と称されてきたペラギウスとペラギウス派の思想史的位置づけ、ならびに教会政治的な観点から彼らが排斥されたメカニズムを解明することです。長期的には、「異端」思想とその排斥メカニズムの解明から、諸宗教・宗教間の対立の現実を踏まえ、その対立を解消させ共存へと導く方策がないのか、異なる宗教同志の共存・共生の可能性を探るという、なんとも壮大なテーマに携わっています。直接的には、キリスト教古代思想、キリスト教教理史、キリスト教教会政治史などが私の専門分野ということになりますが、異なる人間観や世界観を持つ者同士が対立・排斥の方向に向かうのではなく、共存・共生の方向へと向かう重要な要因・方策を見つけ出す、という点では、きわめて普遍的な文明論的課題に取り組んでいると言えます。 |