経営学専攻 在学生・修了生の声
2017年度入学生(男性:社会人入学)
社会科学研究科経営学専攻を選んだ理由は?
私は、弁護士として企業法務を中心に業務を行ってきました。その中で,クライアントである経営者から、法律以外についても企業経営に伴う様々な相談を受ける機会が多くありました。そこで、経営そのものについての理解を深め、より企業経営に踏み込んだ視点で支援をしたいという思いから、経営学を体系的に学ぶため、本研究科を選びました。
今はどういう研究をしていますか?
日本の企業の99%を占める中小企業、特にファミリービジネスといわれるオーナー系企業の事業承継について、民法、会社法、税法などの法制度との関係性で、どのように承継されてきたか、また現在の法制度を踏まえてこれからの事業承継をどのように考えるか、というようなことをテーマとしています。現在は、経営学や経営史の基礎的な理解と、ファミリービジネスの先行研究などを中心に学んでいるところです。
社会科学研究科経営学専攻のいいところは?
指導教授として主担当、副担当の先生が、それぞれ大変熱心に指導をしてくれますし、研究に伴い少し違う分野を取り上げる必要があった場合には、その分野の専門の先生に指導を仰ぐこともできる、柔軟で協力的な研究環境が用意されていると思います。また、私は社会人学生として学んでいますので、時間的な制約がありますが、私の業務の都合も踏まえて柔軟に対応していただけて、感謝しています。
カリキュラムにも工夫がされており、社会科学研究特論という科目では、オムニバス形式で社会科学分野全般にわたる様々な研究を学ぶことができ、新しい気付きを得て、自分の研究テーマの幅を広げることができます。
社会科学研究科経営学専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
私の場合は、仕事をしていく中で「新しい分野について学びたい」という気持ちが生じて本研究科に入りましたが、自ら意識を持って学ぶということは、非常に刺激的で楽しいものだということを改めて感じています。また、研究を深めることが自分の将来の業務に役立ち、その結果としてクライアントや、ひいては社会に貢献できれば、という思いで学んでいます。
何かを学びたいという意欲さえあれば、社会人であっても、研究する環境は整っていますので、是非チャレンジしていただければと思います。
2017年度修了生(女性)
今はどういうお仕事をされていますか?
銀行(法人営業部)
今のお仕事を選んだ決め手は何ですか?
大学院時代に専攻していたファイナンスを生かせる仕事を希望しており、その中でも様々な経験を積むことの出来る職場だと感じたため。
社会科学研究科経営専攻を選んだ理由は?また、学んで今の仕事で役にたったことはありますか?
大学入学時から金融工学に興味を持っており、ファイナンスをしっかりと学びたかったため選択した。現在仕事において、金融に関する概念等について事前知識を持っていることで少しではあるがスムーズに理解することができる。
社会科学研究科経営専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
経営について少しでも詳しく学びたいと考えている方なら、しっかりと学ぶことのできる素晴らしい環境が整っている学校だと思います。疑問に対して真摯に答えて下さる教授の方ばかりで、しっかりと自分の知識を蓄えることができます。経営学の中でもマーケティングやファイナンスなど様々な分野の教授が在籍しており、専攻以外にも自身の関心のある内容についてじっくりと学ぶことができました。ぜひ本研究科でご自身の関心のある学問についてじっくりと学んでいただきたいです。