経営学専攻 カリキュラム
博士前期課程
本専攻では、経営学全般を広く修めて国際社会・地域社会の発展に寄与する人材を育成するため、研究科選択必修共通科目、研究科選択共通科目ならびに専攻科目、研究指導科目を設定しています。
経営学の主要分野であり、かつ他専攻学生にとっても学修ニーズの高い領域である「会計学」「経営労務論」は研究科選択共通科目として配置します。
専攻科目としては、経営学の主要分野に関する科目、企業経営を取り巻く企業の内部および外部環境ならびに企業行動の観点からより高度な専門的知識・技術を修得するための科目、学際領域的な科目を配置します。(下表参照)
分類 | 専攻科目一覧 |
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基礎的な専門科目 | 「経営組織論A・B」「ファイナンス論A・B」「マーケティング論A・B」「財務会計論」など |
高度な専門的知識・技術を修得するための科目 | 「産業・組織心理学」「Corporate FinanceA・B」「投資論」「マーケティング・リサーチ」「流通システム論」「会計監査論」「管理会計論」「原価管理論」「国際会計論」「連結会計論」「経営戦略論」「経営史」など |
学際領域的な科目 | 「資源と環境の経済学」、「環境の経済評価」、「企業と法の経済学」、「オペレーションズ・リサーチ」、「Business English」、「経営数学」、「統計学」 |
このように、研究科選択必修共通科目、研究科選択共通科目、専攻科目、研究指導科目を適切に配置し、それらを有機的に結合することで、基礎的知識および専門的知識ならびにこれらの応用と実践をバランスよく学修できることが経営学専攻のカリキュラムの特色です。
博士後期課程
学際共通科目では、各専攻で専門的な知識を修得し研究を行っていく前提として、すべての専攻に共通する、「社会科学研究特論」を配置し、研究科各専攻の学際共通科目(必修2単位)とします。この科目は、1年次において修得するものとし、社会科学の諸分野(経済学、経営学、法政治学、行政学、社会学等)における最新の研究論文を紹介し、それらの研究成果に関する理解を深めます。特に研究テーマの背景、研究意義、研究アプローチ、導き出された研究成果と課題について解説し、様々な社会科学研究の方法論と政策的含意を学びます。また、これらの解説を通じて研究倫理についても理解を深めることが特色です。
専攻科目では、経営学の専門性に特化した高度な教育を行うために、経営学の主要分野に関連した専攻科目を配置します。すなわち、「経営学特殊研究(企業経営研究)」「経営学特殊研究(マーケティング研究)」「経営学特殊研究(会計研究)」「経営学特殊研究(ファイナンス研究)」「経営学特殊研究(オペレーションズ・マネジメント研究)」の5つの2単位科目を配置します。
以上により、学生は自身の研究の対象とする内容に応じて、これらの科目を履修することが可能となり、経営学分野の現実的な諸問題についての深い理解と、より実践的な対応策について講究できるような科目配置となっていることが経営学専攻の特色です。