コーポレート・ファインナスや資本市場に関するテーマについて、計量経済学を用いた実証分析を行うことを主たる研究スタイルとしています。最近、取り組んでいる研究トピックをいくつか紹介します。
　不確実性の高い時代、変化に素早く対応すべく柔軟性を重視する企業は、どのような財務的意思決定を行うのでしょうか。こうした観点から、企業の配当政策や資本構成政策について検討します。またIPO（新規株式上場）時、金融機関の持つ上場する企業に関する情報はどのように活用されるのでしょうか。こうした文脈で、上場時の株価形成や上場銘柄の配分を分析します。最後に、株主優待制度が個人投資家の行動にどう影響を与え、そして結果的に株価や取引量にどう反映されるのかを分析します。
　世界に向けて発信できるユニークな研究成果を目指しています。