制度会計、特に会社法と会計学が交錯する株式会社会計、その中心課題である資本会計を専門としています。短期的には、以下の内容に関心があり、取り組んでいます。
① ブロックチェーンと資本会計では、ブロックチェーンを所有あるいは支配することの意味に着目し、いつまでブロックチェーンの設置主体が、そのブロックチェーンを自己のものとして記録すべきなのか、という観点から分析しています。
② ほとんどの日本企業が明治時代のうちに引受時点で資本の増加を認識するとともに、未払込株金（あるいは払込未済資本金）を資産計上するようになっていたのに対し、横浜正金銀行は大正時代でも未払込株金の資産計上を行っておらず、資本の認識基準として払込主義を採用していました。その理由について明らかにしたいと考えています。