経済学専攻 在学生・修了生の声
2019年度入学生(女性)【南山大学博士後期課程生】
社会科学研究科経済学専攻を選んだ理由は?
子供の頃からお金の仕組みに興味があったため、大学を卒業し、南山大学大学院で経済学を勉強すると決めました。博士前期課程の2年間は先生からのいろいろなご指導を頂いて、経済学に関する知識を身につけました。この間、ミクロ経済学やマクロ経済学などの基礎を土台にして、国際経済学や、金融学、財政学、計量経済学などの専門分野も勉強しました。その中でも、金融学の魅力を改めて感じて、将来はこの分野で研究者になりたいと思い、この分野の博士後期課程に進むことを決定しました。
今はどういう研究をしていますか?
銀行業に関する産業組織論的アプローチに基づいて、金融市場における混合寡占モデルを作りながら、金融市場に関する民営化政策と預金準備率政策などの金融政策を分析しています。
社会科学研究科経済学専攻のいいところは?
自分が研究している分野以外にもいろいろな授業を受けることができ、もっとグローバル的な視野を身に付けることができます。経済学だけではなく、経営学や総合政策などの選択科目もあり、知識の面が広がる一方、新しい研究アイディアを生み出すことができると思います。
社会科学研究科経済学専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
南山大学社会科学研究科は、学生にしっかりサポートしてくれる優しい先生方がいます。研究に関する教導だけではなく、生活に対する悩み事も相談にのってくれます。他にも一緒に頑張っている仲間がいて、研究生活がとても楽しく取り組めます。経済学に興味をお持ちの方、是非、本研究科を目指すことを心からお勧めいたし ます。
2019年度入学生(女性)【南山大学博士前期課程生】
社会科学研究科経済学専攻を選んだ理由は?
専門である税法だけでなく、多岐にわたる分野を相互的に学ぶことができるカリキュラムを魅力的に感じたからです。
今はどういう研究をしていますか?
法人税における公益法人について、課税の問題点などを研究しています。
社会科学研究科経済学専攻のいいところは?
「人」であると思います。
私は大学時代、経済学部ではなかったのですが、先生方が授業、研究において親身にサポートしてくださるおかげで、安心して大学院生活を送ることができています。
また、社会人の方をはじめとして様々な志の高い仲間ができました。いつも刺激をもらい、私の励みになっています。
社会科学研究科経済学専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
私自身、大学院進学にあたって、授業や論文作成など大きな不安を抱えていました。
しかし現在は、先生方、仲間たち、学問に打ち込むことのできる整った環境に恵まれ、とても充実した学生生活を送っています。
自分の未来に向け、新たな門戸を叩くみなさんにぜひ社会科学研究科経済学専攻をおすすめします。
2017年度入学生(男性:社会人入学)【南山大学博士前期課程生】
社会科学研究科経済学専攻を選んだ理由は?
税理士試験の税法の科目免除のためだけではなく、社会人として経済の基本的な知識を修得し教養や見識を広めたいと考えたからです。
今はどういう研究をしていますか?
所得税の現物給与(フリンジ・ベネフィット)について、歴史や背景、又は課税妥当性等について研究しています。
社会科学研究科経済学専攻のいいところは?
税法免除のためだけの大学院ではないというところが良いところだと思います。他大学では税法免除を目指す学生のために専攻の税法科目の講義しか用意していないところもあるそうですが、本学では専攻の科目以外にも様々な講義を受講することができ、幅広い知識を得ることできます。
また、大学院の講義は主に夜間や土曜日に行われますので、社会人の方も安心して通うことができます。
社会科学研究科経済学専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
社会人の方はもちろん、社会人の方ではなくとも、大学院に通って講義を受けたり、研究や論文を作成したりすることはとても大変なことです。しかし、大学院で学び、研究したことは今後の人生にも必ず役立つものだと思いますし、自分の活躍するフィールドを広げることにもつながるものだと思います。
自分の時間を大学院で学び、研究することに費やそうと思っている高い志を持った皆さんが、本学を目指していただければ幸いと思います。
2015年度修了生(女性)
今の仕事
全国にたくさんの拠点がある中堅規模の会計事務所に勤務しています。まだ入社3年目ということもあり、前面に出て対応するというよりは、上司先輩の指導の下、主に税務申告作業や相続対策の資料作成等を行っています。
今の仕事を選んだ決め手
実家が会計事務所ということもあり、身近に税理士という仕事がありました。
大学時代に、経営学に興味があることを父に話したところ、税理士の立場である父が、顧問先の経営相談にも乗っているという話をしてくれて、自分もそんな仕事がしたいと思って目指しました。
社会科学研究科経済学専攻を選んだ理由
大学院にて論文を書くことで一部税理士試験が免除される制度があるため、そのような論文指導をしてもらえる大学院を探していたところ、こちらの専攻にたどり着きました。
授業では、個別の税法に入る前に、そもそもどのような考え方から課税がされているのか、税法の体系や原則を学ぶことができました。その結果、税制改正の趣旨を理解することができたり、顧客に対して税金の考え方を説明したりできることにつながっていると思います。たくさんの授業の中から選択できるので、自分が身につけたい分野の知識を得ることができると思います。
後輩へのメッセージ
他専攻の授業や、専門性の高い授業が選択できるだけでなく、指導してくださる先生方も親しみがあって人情深い方々ばかりなので、とても充実した学生生活を送れました。
また社会人の方も一緒なので、学生のうちから社会人としての姿を感じることができ、たくさん成長出来る場所だと思います。
2008年度修了生(女性)【(株)日本総合研究所】
今はどういうお仕事をされていますか?
銀行の保有資産のうち、信用リスクを有する資産管理システムのIT開発を担当しています。リスク管理は2020年実施予定のバ-ゼル規制対応もあり、昨今の金融ビジネスのなかでも非常に注目度の高い分野です。さらに金融業界のみならず企業全般に言えることですが、リスク管理の重要性から企業のIT投資はここ数年上昇の一途を辿っており、自分の担当している仕事が社会とリンクしていることを日々実感しています。昨年度は大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャーも経験し、スポンサー、プロジェクトチーム、PMO、ユーザー等の様々な関係者の意見を調整しながら案件を成功に導く、大変貴重な経験をしました。
今のお仕事を選んだ決め手は何ですか?
社会人、学生、主婦、どのような立場においても、「金融」という分野と全く関わりのない人はいないと思います。ATMによる現金の引き出し、給料振り込み、定期預金、株取引、等々、誰もが何かしらの形で金融と関わっています。就職活動をしていた当時から、それらの根本となるプラットホームは全て、ITによって支えられていると感じていました。そして当時はITベンチャー企業が急成長し、社会に台頭し始めた頃でした。
「金融」と「IT」この2つのキ-ワ-ドから社会へ大きく貢献でき、かつその分野のスペシャリストになりたいという思いがあったため、今の仕事を選びました。
社会科学研究科経済学専攻を選んだ理由は?また、学んで今の仕事で役にたったことはありますか?
データを使って経済事象を分析することに興味を持っていたため,学部でのゼミナールで学んだ「計量経済学」をさらに深めたいと思い、そのまま大学院(当時の経済学研究科経済学専攻)へ進学しました。徹底したデータ考察のなかで、結論を導くためには、必ず具体的な数値や事象に基づいた根拠がいること、また、自分の意見を述べるときは、まず結論を述べ、そのあとに裏付けとなる根拠を述べる、という論理的な思考の習慣を養うことができたと考えています。曖昧さを排除した、ロジカルな思考は、今の仕事の中でも大いに役立っています。
社会科学研究科経済学専攻をめざす方へメッセージをお願いします。
南山大学社会科学研究科は、個人の意見を尊重し、その姿勢に真摯に耳を傾けてくれる教授陣という、恵まれた環境が整っています。また、社会人学生を積極的に受け入れていることから、キャンパスにいながら、様々なビジネスシーンの貴重な情報に触れる機会もあります。いろいろなジャンルの仲間と切磋琢磨しながら、社会のために貢献するチカラを養いたい方は、是非,本研究科を目指すことをお薦めします。