2014年７月より当大学院で税法科目や研究指導等を担当している岸野です。私は、この大学院に採用される以前に国税庁など公務の職場で30年余りの間勤務していました。
　私が担当する受講生はそのすべてが将来税理士を希望する者であり、当大学院で税法科目を取得し、修士論文を作成することにより、税理士試験科目（税法2科目）の免除を目的としています。
　私がこれまで国税庁等で経験した実務を通じて感じたことは、税理士は単に税法の知識のみならず、職業会計人としてクライアント等の関係者に対し論理的かつ分かり易い説明が必要で、そのためには思考能力、コミュニケーション能力、プレゼン能力といった能力が求められるということです。このため各種授業では、出来る限りアクティブラーニングを取入れつつ、受講生への能力の醸成に努めております。
　現在、土曜日や平日夜間に社会人等を含め少人数の受講生間で所得税法、法人税法等に関する判例や巷間の制度論議等について議論しています。これからも明るく楽しい雰囲気で授業を進めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。