深めて!南山GLS 学生の活躍 学生の活躍
英会話・異文化理解講師として、東海地方の方々にオンラインレッスンを行う Aleksさん
2021.03.23
国際教養学部で活躍しているAleksさんにインタビューしました。
現在どのような事業をしているか教えてください
英会話・異文化理解講師として、東海地方の方々にレッスンをしています。現在はオンラインレッスンが中心ですが、感染症対策を十分に行った上で、個人宅や民間の施設などへお伺いすることもあります。今では年長さんから80代の方までの幅広い年齢層の方々に向けて、個人・団体・オンライン・オフライン問わずレッスンをしております。
100%生徒さんのご要望にあった唯一無二のレッスンを提供するべく、日々試行錯誤を続けています。決して簡単なお仕事ではありませんが、素敵な生徒さんとご家族様、そして職員方の多大なるご理解とサポートに支えられており、感謝の気持ちで一杯です。
その事業を始めたきっかけは何ですか?
英米学科の先輩からお声掛けいただき、愛知県のシニアグループに英会話レッスンを始めた事がこの世界へ足を踏み入れるきっかけとなりました。やがて口コミで良い評判が広がっていき、ご縁が増えていくにつれ講師としてより活躍をしたいとの思いが強まり「英会話・異文化理解講師」の肩書きで開業をいたしました。
英語の先生としてではなく、英会話・異文化理解講師として走り出した背景には、このお仕事を通してグローバル人材を育成したいとの想いがあったからです。日本の高等学校までに行われる英語教育は リーディングやライティングが中心となっていることから、コミュニケーションツールとして英語を使いたい方に向けて「英会話」レッスンをご提案したく思いました。しかし 英語が話せるだけでは真のグローバルなコミュニケーションは成り立たないため、異なるバックグラウンドを持つ方とも楽しく会話ができるよう「異文化理解」も言語習得と同じくらい大切であると考えています。そこでこの2つの点をカバーしたく、「英会話・異文化理解講師」というあまり聞き慣れない肩書きで活動をし始め、共感頂ける方とのご縁に恵まれています。
その事業を通して、自分自身の変化や成長はありましたか?
レッスン企画・自身の売り込み・レッスンの提供・アフターケア・事務・経理 などを全て1人で行う必要があるため、どんな仕事にも通用する大まかな流れを一通りできるようになり、また社会人として必要な対人力やマインドセット、立ち振る舞いも身についた事が1番の成長です。大学を卒業しても重要となるスキルを身に着けられた事は大きなプラスとなりました。
国際教養での学びは、生かされましたか?どのような学びがどうやって生かされたのか教えてください
Oral Communication の授業で会話の基礎をしっかりと学んだことで、初心者の方へ会話のアドバイスをするときに役立っています。上級者とディスカッションをする時は、1~2年時に得た教養学の知識が活きますし、GLS English や基礎演習などで触れたTed Talksや文献が予想以上に重宝しています。小中学生と世界の国々について勉強をするときは、アリゾナ留学や海外ボランティアでの体験をシェアすることで、生徒さんの興味関心が広がっているように感じています。
学習支援施設でサンタさんのオーナメントを作った時の写真
また、国際教養学部での学びからは逸れてしまいますが、学内施設ワールドプラザのアシスタント(WPA)としての経験も大きく活きています。南山大学には日本語以外の言語で学習を行う「学内留学」ができる施設があり、そこで学生スタッフとして後輩の英会話サポートをしていました。WPAとしてユーザーのサポートに徹するお仕事でしたが、不特定多数のユーザーと接したことが講師としてのスキルアップにも繋がりました。
今後の目標を教えてください
生徒さん達が次のステージへ進む時に「Aleks先生を選んで良かった!」と思って頂けるよう、楽しく着実に成長できるレッスンを提供し続ける事が目標です。
現時点では 大学卒業を機に閉業をする予定ですが、沢山人生経験を重ねる中でいつかまた英会話・異文化理解講師として働きたい日が訪れましたら、教室を構え、チームを作り、100人の生徒さんと日々楽しく過ごす講師になりたいです。
最後に、何か伝えたいこと、在学生へのメッセージなどがあればお願いします!
大学生は大人でありながら、社会的責任がそれほど重くなく、時間も体力もあり、失敗をしても許されてしまう、人生でもかなりレアな期間です。低リスクで好き放題できるうちに、少しでもやってみたいと思うことにどんどん挑戦してみてください。勇気が出ない時は、自分の考え方に賛同し褒めてくれる人と沢山過ごし、ネガティブなコメントはシャットアウトする事で前進できるはずです。:)