深めて!南山GLS ~授業の紹介~ GLSフィールドワーク
「GLSフィールドワーク」は、学生が世界各地に赴き自分自身のテーマに基づいた現地調査・体験を行なうプログラムです。これに参加することで、専門科目や地域に関する知識をさらに深め、卒業論文につなげます。
実習先例
- ジョージ・ワシントン大学(アメリカ)
- ノーザン・ケンタッキー大学(アメリカ)
- 国際コミュニケーション研究所(ドイツ)
- サンカルロス大学(フィリピン)
- インドネシア大学(インドネシア) など
GLSフィールドワーク アメリカ
滞在期間 | 3週間 |
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滞在先 | ジョージ・ワシントン大学学生寮 |
私たち、フィールドワークでこんなことしました!
ワシントンDCで行われたGLSフィールドワークのハイライトのひとつは、政府関係者や政策専門家とのディスカッション・セッション。第一線で活躍されている方々との真剣な意見のやりとり、これこそこのプログラムの醍醐味です。
在ワシントンDC日本大使館でのブリーフィング。日米関係をはじめ、外交における外務省の役割や、外交官の仕事について様々な質問が出て、活発な議論が行われました。
国務省(日本でいう外務省)でブリーフィング。日本担当セクションのディレクターと、日米関係、アメリカ政治、外交官としてのキャリアなどについて議論をしました。
もう一つのハイライトは、日系メディアのDC支局でのインターン。インターン先は、中日新聞、朝日新聞、共同通信、日本テレビ。学生は記者の方に同行させていただき、取材の仕方、記事のまとめ方、映像のまとめ方、ニュースの読み方などを学びました。
参加した学生の体験談が掲載されています
GLSフィールドワーク フィリピン
滞在期間 | 3週間 |
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滞在先 | サンカルロス大学近隣ホテル、コミュニティ研修センター |
私たち、フィールドワークでこんなことしました!
1週目
サンカルロス大学でセブ語を1日6時間の計30時間学びました。授業には学んだセブ語でキャンパス内の人にインタビューをする機会が多く設けられていました。何度も発音練習につき合ってくれる学生さんや、新しい言い回しを教えてくれるキャンパススタッフなど、セブ語を通して現地の人々の温かさをより感じました。
2週目
サンピオ・ビレッジというコミュニティを訪れ、5日間生活しました。このコミュニティは、サンカルロス大学の神父様たちが中心となり組織されたNGO団体(JPIC-IDC)によってつくられました。
子どもたちとは日本から持参した縄跳びやシャボン玉、折り紙で一緒に遊んだり、1週目に学んだセブ語を通して、簡単な話をしたりと、英語がまだできない小さな子ども達とも仲良くなることができました。
3週目
ボランティア活動として、路上生活をする子供たちと高齢者のための施設、バライ・サマリタノで子供たちに日本の歌や折り紙を教えたり、提供される食事の配膳を手伝ったりしました。
活動最終日には3週間を通して学んだことや経験したことを、お世話になったサンカルロス大学の先生方やスチューデント・アンバサダーを前にプレゼンし、修了の式典を開いていただきました。
参加した学生の体験談が掲載されています
GLSフィールドワーク インドネシア
滞在期間 | 3週間 |
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滞在先 | インドネシア大学近隣ワンルームマンション |
私たち、フィールドワークでこんなことしました!
前ユドヨノ大統領の報道官であり、インドネシア大学の政治学者であるジュリアン・パシャ博士の授業を受ける機会に恵まれました。学生が地べたに座って熱心に取り組んでいるのはインドネシアのバティック(ろうけつ染)です。
インドネシアの様々なワヤン(ジャワ地方の影絵芝居ワヤン・クリッ、立体的な人形を使うスンダ地方のワヤン・ゴレッなど)の説明を講師の先生にしていただいた後、インドネシア生まれの華人の人々の間で上演されてきたワヤン・ポテヒについて、実物の人形を触らせていただきながら、お話しを伺いました。
イスラームの断食明け、文化研究学部主催の感謝祭に招待していただきました。
最終日は、イスラーム教育施設を訪問。
指導者の先生からインドネシアのリベラルなイスラーム教育の現場を案内していただきました。
参加学生の声
インドネシアでの3週間は、3週間と思えないほど濃く充実した日々でした。
午前はインドネシア語で授業を受け、午後は課題に取り組んだり、インドネシア人の友達と街を散策したりしました。インドネシアの人々はとても優しく、温かい人が多かったです。私にとってイスラーム圏での生活は人生で初めてでした。早朝に、鳥の鳴き声と共に聞こえてくるアザーン(礼拝の時を告げる声)で目覚めるのがとても心地が良く、今でもとても印象に残っています。1週間目はインドネシア語に慣れるのに苦労しましたが、日常生活やワークショップ、週末のアクティビティーを通し、現地の人々と関わっていくうちに、インドネシア語に慣れていくのを感じました。最終的にはフィールドワークとして、現地の学生約10人に直接インドネシア語でインタビューをすることができました。私にとってこのインドネシアでの日々は、インドネシア語の向上はもちろん、現地の人々との関わりを通して、イスラーム教への理解が深まったと感じ、とても貴重な経験となりました。
私はインドネシアのジャカルタにあるインドネシア大学で行われた3週間のフィールドワークに参加しました。インドネシア語を使用した発表や現地の先生との対話が毎日の授業で行われるため、インドネシア語の能力が短期間でかなり向上したと思います。またインドネシアの歴史や文化、政治などを現地の先生に英語で教えていただく授業もあり、参考書だけではわからないことや、現地の人々の意見も知ることができました。最後の1週間で現地の学生の協力のもと、自分の興味のあることについてインタビューを行い調べ、最終的に発表したことでインドネシア語の能力以外に、自ら考え、行動し、まとめる力がついたと思います。授業外の毎日のインドネシアでの生活も日本では経験できないイスラームの文化や現地の人々の熱気を感じ、たいへん貴重な経験をすることができました。