南山大学 国際教養学部 Faculty of Global Liberal Studies

深めて!南山GLS 学生の活躍 学生コラム

就活の不安撃退に役立った3冊の本

2022.06.29

【投稿者 お魚さん】

   

こんにちは、国際教養学部4年生のお魚です。今回は就職活動中に私のメンタルを支えてくれた3冊の本を紹介します。これらは私にとって、他人と自分を比べて卑下せずに、自分の速度で歩んでいくことを学ばせてくれた本です。

  • 小野美由紀『傷口から人生。:メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』

私は就職活動をしていた期間で「もしこのまま内定がもらえなかったら」という不安に苛まれることが幾度もありました。「大学3年生で就活始めて、4年生の6月には内定もってなきゃ」と思っていたのですが、この本はそんな暗黙の了解として世間に存在する「決まりきったルート」を行かなくても、人生なんとでもなるということを教えてくれた本です。とても破天荒な生き方をしてきた著者の方のエネルギーが文面から伝わり、読んでいると「まあなんとかなるか!」と鼓舞される本です。

  • 喜多川泰『「手紙屋」:僕の就職活動を変えた十通の手紙』

この本は、主人公が手紙屋との十通の手紙のやりとりを通じて自分自身と真剣に向き合い、人生という海をどのように航海していくか定めていく物語です。先輩方の「就職活動体験記」を読んでいたときにある先輩が紹介されていた本で、その方もこの本に支えられて就活をなさっていたとのことでした。私は134ページの6行目の言葉が好きで、就職活動の指針として心に刻んでいました。

  • クルベウ『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』

この本は人間関係や仕事、恋愛について内容が及んでいます。個人的に、第1章と第4章が特に慰めと励みになりました。私は就職活動をしていてメンタルが限りなくマイナスに近いとき、大抵「このままじゃいけない」と「何をしてもうまくいかない、もうなにもしたくない」を行ったり来たりしていました。この本はそんな焦りに対して「わかるよ、そういうときもあるよね」と寄り添ってくれる本です。努力が空回りするときや事態がうまくいかないときに、心が折れないようにクッションとなってくれる本だと思います。

就職活動をしていて、「先の見えない将来が不安でしかたない」と焦りを感じたときに、私はこれらの本を繰り返し繰り返し読み、その度に「自分のスピードで頑張っていこう」と前向きになれました。文中にきっと皆さんの心の支えになる言葉が散りばめられているはずです、ぜひ手にとってみてください。

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