深めて!南山GLS 教員紹介
森山 幹弘
数年前に参加したインドネシアでの国際シンポジウムで講演
研究者詳細 | |
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南山の先生 |
専門分野
文学、文化研究、インドネシア研究この分野を選んだ理由
高校生のときに商社マンになりたいと思い、日本とビジネスの関係性が強かった東南アジアの地域を選ぼうとしました。その中で、ローマ字で表記されるインドネシア語が学びやすいと思いインドネシア学科へ進学することを決めました。でも、2年間のインドネシアでの留学を経て、もっとインドネシアのことを知りたいと思うようになり、勉強を続けているうちに研究者という道があることを知り、進路を変えました。
研究に欠かせないアイテムとその理由
言語です。
まずはインドネシアのことを知るためにインドネシアの人々とコミュニケーションを行い、文献を読むためのインドネシア語(1945年の独立宣言によって正式に国家語となりました)。そして、国家語より先にインドネシアの人々が最初に習得するエスニック言語(インドネシアでは「地方語」と呼びます)の一つであるスンダ語(話者人口およそ三千万人)。そして蘭領であった植民地時代の文献を読み解くためのオランダ語。そして研究成果を発信するための学術的な日本語と英語です。
画像は1879年にバタヴィア(現在のジャカルタ)で出版されたスンダ語(ジャワ文字)に翻訳されたロビンソンクルーソー 表紙の左側はオランダ語
趣味
大学生の頃に始めたテニスは趣味の一つです。週に一回の80分間が私にとっての大切なリセットの時間です。好きな時間は、ベッドの中で一日の最後のひと時をシングルモルトのウイスキーを啜りながら、ハードボイルドの小説を読むのが至極の時です。昔のNHKのラジオ番組「クロスオーバーイレブン」のような夜の静寂(しじま)を埋める音楽が流れているとなおよろしいですね。もう一つ、好きな音楽(アップルのSmooth Jazzのようなドライブにぴったりなもの)やラジオ番組(例えば「ラジオマンジャック」)を聴きながら生まれ故郷の丹波の田舎へ山と海を眺めながらドライブするのも最近のお気に入りの時間です。
好きな食べ物
オランダのパンとチーズ、野菜のココナッツミルク煮(インドネシア料理Sayur Lodeh)、黒鯛の塩焼き、焼き鳥各種、りんご。
座右の銘
「今自分がいる場所でベストを尽くす」(仲人の先生から頂いた)
小さい頃の夢
外交官になりたかったです。
行ってみたい国・場所
インドの宗教建造物のある場所、中東のイスラーム建造物のあるところ、オスマントルコ帝国の遺跡のあるところ。
1864年に出版されたスンダ語叙事詩『アリ・モフタール』 左ページはローマ字、右ページはジャワ文字