南山大学 国際教養学部 Faculty of Global Liberal Studies

深めて!南山GLS 教員紹介

村杉 恵子

人間はいつ(when) なにを(what)どのように (how) そして、なぜ(why)教えられもせず自然に言語を獲得するのでしょうか。

研究者詳細

研究者詳細 - 村杉 恵子 (nanzan-u.ac.jp)

専門分野

言語学(心理言語学)

この分野を選んだ理由

大学時代には、統語論、心理言語学(母語獲得)、英語史、形態論、音韻論、意味論、音声学などの言語学の柱となる基礎を学び、言語教育(第二言語習得)などの応用分野を考える機会にも恵まれ、合理主義的言語理論に興味をもちました。そのまま修士課程、博士課程に進んだ後、ロータリー奨学金の面接を(南山大学L棟で)受け、その奨学金でアメリカ(コネチカット大学)へ留学。修士、博士を取得する中で、人間の言語の不思議さを実感し、実証と理論を結びつける言語学分野に入りました。

研究に欠かせないアイテムとその理由

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記述的データ(オリジナルなものやCHILDES)と理論分析をするための世界の言語学者や科学者の知恵


幼児や方言話者の実際の言語事実(記述的データ)は、天からの贈り物。そして、一緒に考える仲間は宝物です。考えを交換し、関連する論文を読み、人間の言語の仕組みについて考えてきました。写真は、シエナ(イタリア)でのワークショップでみた虹です。ケンブリッジ(英国)、ハイデラバード(インド)、コネチカット(アメリカ)、清華大学(台湾)、シエナ(イタリア)そして南山と大学院GPでつながれた友情の橋のようです。

趣味

料理、編み物、ピアノ演奏など、普遍的な基本操作に基づき、入手できうる材料や素材を用いて独特な風味を醸し出す「作品」に時を使うことが好きです。

好きな食べ物

娘の作ってくれる(紫蘇をたっぷりのせた)シラスパスタ・カルボナーラ・鮭と玉ねぎ・にんじんのマリネ・レンコンで挟んだ鶏ハンバーグ

座右の銘

指月の譬。月を指す指の先にあるものをみつめたい。

小さい頃の夢

ピアニスト。医師。軽井沢に居住する宣教師の家に、幼い頃から高校生に至る頃まで毎週英語を習いに行っていました。いつか軽井沢に住みたいと思っていました。

行ってみたい国・場所

地中海沿いの場所をゆっくり旅したい。

国立国語研究所の研究成果を、研究仲間とともにわかりやすくまとめた書籍です。

二冊とも、本のカバーは世界にある普遍的な生物や植物をデザインの基調とした、イギリスの詩人William Morrisによる絵をお借りしています。

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