南山大学 国際教養学部 Faculty of Global Liberal Studies

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講演会実施報告 2025年10月29日(水)「レンジャーの眼から見た持続可能な地域づくり」

2025.11.07

▼講演会

主催:国際教養学科
日付:2025年10月29日(水)
場所:オンライン(Zoom)
内容:「レンジャーの眼から見た持続可能な地域づくり」
講師:岡野隆博 氏 (環境省釧路自然環境事務所長)
参加者:一年生必修授業「サステイナビリティ・スタディーズ概論 / Introduction to Sustainability Studies」の受講者

学生のコメント:

環境省岡野さんの講義を受け、自然保全は環境に関する機関だけの努力ではなく、様々な人や組織が関わり合って成立していることが分かった。その地域ならではの自然資源や文化、経済活動など地域の特徴をあらかじめ知り、環境的基盤やルールを土台としてその地域活動に携わる人や他の地域の人々にも環境保全活動の必要性を地域特有の物語として伝える。このような活動が成立するには多くの人がこの活動に参加し、それを知って興味を持った人が加わっていくことが重要だと感じた。そのためにも、岡野さんの環境保護のための一連の活動計画やその地域に寄り添った考え方は素晴らしいものだと思う。また、活動を進める上での、人を繋ぐという仕事に興味を持った。自分自身も将来的に人と人を繋ぐような仕事ができたらいいなと考えている。(日下部 結依さん)


岡野さんの講義を通して、環境問題に対する国や地方自治体の役割の大きさを実感しました。特に、カーボンニュートラルの実現には技術革新だけでなく、地域社会の協力や生活スタイルの見直しが必要だという話が印象に残りました。再生可能エネルギーを進める上で、経済性・安定供給・景観・地域理解など、多くのバランスを取らなければならないことを知り、政策の難しさを感じました。また、「環境を守ることは同時に人の暮らしを豊かにすることでもある」という言葉が心に残りました。環境省の取り組みを具体的な事例とともに聞くことができ、教科書では学べない現場の視点を知る良い機会になりました。今後は自分の生活の中でも、エネルギーの使い方や消費のあり方を意識して行動したいと思いました。(EGEA MARTIN Josep Gerardさん)


地域資源を活かした自立分散型の社会はこれからの日本に必要だと感じました。エネルギーや職を地産地消にすることで地域経済の循環が生まれ、地域ごとの個性や多様性も再発見できることがわかりました。
国立公園は単に観光地ではなく、人々の営みや文化、歴史が自然と受け継がれていることに驚きました。いままで観光地だという意識で訪れていましたが、感動や学びの場として訪れてみたいと思いました。(権藤 里咲さん)

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