深めて!南山GLS 学生の活躍 講演会レポート
講演会実施報告 2025年1月21日(水)インドネシアパジャジャラン大学 講演会「Globalization and Popular Culture: Constructing the Feminine Self in the Global Context」
2025.01.29
国際教養学科主催講演会の報告
講演会題目:Globalization and Popular Culture: Constructing the Feminine Self in the Global Context
講演を行う本学科の授業:「グローバルスタディーズ概論」(授業担当者:森山幹弘)
日時:2025年1月21日(火)13時35分~15時15分
場所:Q棟101教室
参加者:上記授業の登録学生135名
教員:森山幹弘
報告:アクアリニ教授は、専門のカルチュラル・スタディーズの視点から、西洋の美の観念を取り上げ、その基準と観念がどのように受容されてきたかを論じられた。特に、その美の観念がインドネシアの文脈でどのように受容されてきたのかを石鹸の広告を具体的な例として取り上げ、オランダ植民地時代に遡り、現代までの広告に見られる美の観念の変遷について論じられた。その上でグローバルな文脈において時とともに変化してきた美の観念がどのようにイデオロギー化されてきたか、フェミニズムの観点から議論された。
後半は、スーパーヒーローを取り上げ、グローバル化とポピュラー・カルチャーの文脈において、インドネシアでどのように受容されてきたのか、男性のヒーローと女性のヒーローの違い、さらにはスーパーヒロインとどう違うのか、具体的な例を示しながら論じられた。学生は、今回の講演を通じてグローバル化、ジェンダースタディーズ、フェミニズムのアプローチについて興味深く聞いた様子であり、リアクションペーパー(135名が提出)から多くの学びを得たことが伺われた。
講演の後の質疑応答において、参加した学生数名から英語で興味深い質問があり、活発な質疑応答が行われた。授業後においても4−5名の学生が同教授に対して引き続き質問をして興味が尽きない様子であった。