南山大学 国際教養学部 Faculty of Global Liberal Studies

深めて!南山GLS 学生の活躍 講演会レポート

講演会実施報告 2022年12月15日(木)「外国人労働者問題にみるグローバル化と国際協力」

2023.01.12

▼講演会

主 催:国際教養学科
日 付:2022年12月15日(木)
場 所:G26教室
内 容:「外国人労働者問題にみるグローバル化と国際協力」
講 師:大阪労災・労働法律事務所所長 四方久寛弁護士
参 加:国際教養学部生,他学部受講生

吉田先生からの一言:

外国人労働者問題に弁護士の立場から長年携わってこられた弁護士の四方久寛氏を招き講演会を開催しました。当日は,入国管理体制の概要,外国人労働者に関するデータ(国籍・在留資格別在留数,都道府県別の雇用状況)を紹介していただき,現在の外国人労働者を制度的に支える外国人技能実習制度について解説していただきました。技能実習制度が設けられた背景,実習生が来日するまでの過程,来日前・来日後のざまざまな問題について実際の裁判を例に取り上げながら詳しく説明していただきました。

今回の講演では,Slackを用いつつ,講演途中でいくつかの質疑応答を交えながら進行していきました。講演終了後のリアクションペーパーにも多くの質問が寄せられ,受講生の関心の高さを示していました。とりわけ,「国際協力」や「国際化」を海外に出て活動することと暗黙のうちに想定していた学生にとって,講師の方が始めに問いかけた,日本での外国人労働者問題こそグローバル化の最たる現象で,その問題に取り組むことは日本国内での「国際協力」であるという呼びかけに啓発された学生が多くいたことが印象的です。

国際教養学科では,ゼミや卒論のテーマに外国人労働者の問題を取り上げる学生が多いこともあり,今後も現場での実情に触れる機会を提供していきたいと思います。

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