南山大学 国際教養学部 Faculty of Global Liberal Studies

深めて!南山GLS 学生の活躍 講演会レポート

講演会実施報告 2021年12月21日(火) 
「Islam in Indonesia: some cross-cases between ideological and practical issues」

2021.12.27

▼講演会
 主 催:国際教養学科
 日 付:2021年12月21日(火)
 方 法:オンライン開催(Zoom)
 内 容:「Islam in Indonesia: some cross-cases between ideological and practical issues」
 講 師:アミヌディン・アジス教授(Professor E. Aminudin Aziz, M.A., Ph.D.)
     国立言語開発研究機構長
 参 加:国際教養学部生1年生

学生さんからのレポート:

 「グローバル・スタディーズ概論」の授業の一環として、インドネシア国立言語開発機構長であるアミヌディン・アジス教授にゲスト講義をしていただきました。インドネシア共和国の人口の約9割が信仰しているイスラームの政治や教育に及ぼす影響をはじめ、多種多様な言語や文化が共存しているインドネシアがどのようにして1つの国家として成り立っているのかを学びました。そこには日本と全く異なった点もあれば類似点もあり、グローバル化の進む世界で私たちが「日本人」を意識した時間でもありました。(1年生 土屋)

 教育に関して、子供たちは普段の学校に加えて午後には(私たちが塾に通うように)イスラームの教えを学ぶ宗教学校にも通う(が義務教育としてある)ことを初めて知りました。学校での教えの中には、父親よりも母親を尊敬するべき、母の勧めがないと天国へはいけないなど、家庭における母親の役割についての記載があることが興味深かったです。イスラームの国において母親が父親よりも権力を持っていることは意外でした。また、家庭内だけでなく、政界や社会でも日本よりも女性の進出が進んでいることを学び、驚きました。
 今回の講演を聞き、インドネシアにおける宗教の重要性や、多様性を認め合うことが重要な役割を担っていることを学ぶことができ、有意義な時間となりました。(1年生 松山)

 インドネシアには多様な文化、言語を持つ人々が共存しているということが非常に印象的でした。多様な文化が残り続けているということは、それぞれの民族が互いの文化の違いを認め合っているということです。グローバル・スタディーズ概論の講義で、グローバル化によって文化の画一化が進むという予測があることを学びました。しかし、インドネシアの人々のように互いがそれぞれの文化を尊重しあえば、文化が統一されることはなく、多様性が守られるのではないかと考えました。今回の講演で今までの学びをより一層深めることができ、有意義な時間になったと感じています。(1年生 渡辺)

森山先生講演会53CCBDB7-4D8C-4420-B6F3-AECBD27164FE.jpeg

ページトップへ