深めて!南山GLS 学生の活躍 講演会レポート
講演会実施報告 2021年9月29日(水)外交講座「広報文化交流 」
2021.10.29
▼講演会
主 催:国際教養学科
日 付:2021年9月27日(水)
方 法:オンライン開催(Zoom)
内 容:外交講座「広報文化交流」
講 師:外務省 文化交流・海外広報課長 津田 陽子氏
参 加:国際教養学部生3年生
学生さんからのレポート
【広報文化外交について】
「広報文化外交(パブリック・ディプロマシー)」は、外国国民や世論に直接働きかける外交です。人物交流から万博などの大型イベントなど、ツールは様々です。
広報文化外交は、1外交政策に相手国の世論を取り入れる、2各国との競争(イメージUPなど)、3国家ブランディング(クール・ジャパンなど)の3点において重要な役割を果たします。主な担い手は、外務省、国際交流基金です。また、文化庁や他省庁・自治体と協力して行う場合もあります。
【国際放送について】
BBCなどの国際放送(メディア)は、相手国の人々に直接日本のことを知ってもらうために非常に重要です。大手メディアであるほどその影響力は大きいですが、特派員の方は忙しく、日本に興味があるとは限らないので、好意的な記事を書いてもらうことは難しいです。そこで大切になってくるのが、特派員の方との日頃の交流です。日頃のお付き合いが多いほど、時間を割いて好意的な記事を書いてくれるそうです。外交といってもやはり人と人との繋がりが大切なのだと学びました!
【SNSの運用について】
外務省のアカウントの他に、『外務省やわらかツイート』というアカウントがあります。これらのアカウントを用いて、国内外の人々へ直接的に日本の魅力を伝えています。
フォロワー数は年々増加しているようですが、SNSならではの対応の難しさも存在しているようです。
しかし、SNSだからこそ国民に直接情報を伝えられるという利点があり、影響力は大きいため、今後も活用されていきます。
ぜひチェックしてみましょう!
【今後の外交について】
最後に、今後の外交についてですが、コロナ禍により、通常の訪問や人物交流が行えなえず、ポスト・コロナの社会ではソフトパワーよりも国益が重視されるような外交になってしまうことが懸念されています。
しかし政治と一定の距離を保った外交によって自国の魅力を他国の国民に直接伝えられ、ソフトパワーを重視する外交だからこそ親日派・知日派を増やすことができると考えられます。ポスト・コロナの時代でどのような対応がされていくのか注目していきたいです。
(ソフトパワーとは、国の魅力によって信頼を得るなどの望む結果に導くというものです。)
外務省HPhttps://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/dpr/page23_003590.html
国際教養学部 インスタグラム
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