南山大学 人文学部 心理人間学科

学科での学び 特徴的な授業

心理調査法I・II

2023.06.02

科目名 心理調査法I・II
担当教員 浦上昌則
授業概要 講義と演習を通して,以下のようなことができるようになっていくことを目指します。

・質問紙調査法についての理解を深め,それを使った研究計画を立案できるようになる
・適切な質問紙を作成できるようになる
・Rを用いてデータを適切に分析できるようになる
・論文,研究要旨として適切に研究をまとめられるようになる
科目の全体像

この授業は,「心理学の用いる方法を学ぶ」,「自分で何かを明らかにしてみる」ということを重視します。

グループで,自分たちの研究を立案し,調査法を用いてデータを集め,分析し,論文にまとめるまでの一連の活動を進めます。
そのプロセスを通して上記の力を身につけてほしいのですが,いずれのポイントも「完全」「完璧」を目指すものではありません。半年の授業でそのレベルに到達することは無理です。
「ほとんど知らない」「できない」というところからスタートして,①研究や調査法に関する重要なポイントをおさえること,②調査法をさらに身につけていくための,自分なりの学び方を見つけること,を意識して取り組んでほしいと思います。

開講時限 Q1:木 3,4限
Q2:月 4限
学生の感想・コメント ・調査研究の流れは授業前には全く分からなかったから、どのように考え進めていくのか、分析はどうしたらよいのかといった、やってみないとわからなかった経験ができて自信がついた
・思ってたよりも自分ができる部分と、全然できない部分があると気づいたが、力がついたのかどうかはよくわからない。
・研究と言うと、かなり大掛かりで大変なものであるという印象を持っていた。特に卒論は「やばい」、などと先輩方が口を揃えて言うので、非常に戦慄していた。しかし、一通り研究(まがいのものかもしれないが、、、)を終えてみて、雰囲気を掴むことは出来た。
担当教員のコメント 研究は,とても面白い行為だと思います。
しかし,研究は思った通り,予定通りには進みません。そのため,この授業は「大変な」授業だと思います。

授業概要に書いた4つポイントができるようになっても,それだけで研究が進められるかというと,それは難しいと言わざるを得ません。講義では伝えられないもの,教えられないものがあります。

コメントにもある「やってみないとわからなかった経験」,やってみて「気づいた」ことを大事にしてほしいと思います。

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