学科での学び 特徴的な授業
臨床教育学
2023.06.02
科目名 | 臨床教育学 |
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担当教員 | 高橋亜希子 |
授業概要 | 教室での授業のようす、教育実践の映像などを検討し、他の受講生と意見交換をします。対象を注意深く観察する眼、記述し考察する力を養いながら、「教育」に関する行為や「授業」に関する要素についての理解を深めます。 |
科目の全体像 | 教室を自ら問いを立てて記述することにより、教室に生じている出来事、教師の意図、子どもの学びなどに気づき、考察することを試みます。いくつかの教室や授業をVTRで観察して詳細な記述を行い、グループをつくってメンバーと記述を交流します。 前半は観察実習として、身近なものを観察し、説明します。その後、幼少中高の授業や子どもの様子に関する映像を見て、問いに合わせて観察し、考察し、考察を交流します。 自ら選んだ絵本や文学作品に問いを立てて、その問いを基に学生が授業をするワークも行います。 |
開講時限 | Q2 |
学生の感想・コメント | 「授業で見たビデオや先生の話など、教材が興味を惹かれるもので、楽しみながら授業を受講することができました。」 「自分で問いを立てて授業をすることが一番印象に残りました。」 「教育方法を工夫することで,子供の学習や発達に大きく影響を与えることができるということを,授業を通して学んだ。」 「楽しく学びを深めることができる授業でした。 私は、教育現場に直接関わる仕事に就くことは考えていませんが、必ず違った形で教育現場に携わるのではないかと思います。」 |
担当教員のコメント | 見ているか、書いているか、話し合っているか、という超参加型授業です。 ワークを通して、身近にあるけど気づいていないことを観察したり、他の人に伝える難しさを実感したり、教室での教師の働きかけ・工夫に気づいたりなど、教育に関する様々な気づきを得てもらえたらと思っています。 「問いを立てて作品を読む」ワークでは、星の王子さまを読んだり、小説や絵本を題材に問いを立てて授業を行います。“主人公のように人に合わせてしまったことはありますか?”など、問いを基に、日常の出来事を共有し、読みを深めていきます。私自身が毎回、学生さんが持ってくる本を楽しみにしています。 |