学科での学び 特徴的な授業
人間関係プロセス論(カウンセリング・アプローチI・II)
2023.06.02
科目名 | 人間関係プロセス論(カウンセリング・アプローチI・II) |
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担当教員 | 中西美和・青木剛 |
授業概要 | 自己理解や他者理解に加えて、カウンセリングで重視される傾聴や対話的あり方についての理解を深めることを目的に、カウンセリング学習で用いられるエクササイズやワークにより体験的に学ぶ授業です。 |
科目の全体像 | 南山大学シラバス参照 |
開講時限 | I:月曜日3,4限/II:火曜日3,4限 |
学生の感想・コメント | ・グループワークのふりかえりをする中で、お互いの間に起こっていたことを共有することで、普段自覚することなく行っていたことに気づき、日頃の対人関係についてもふりかえるきっかけとなった。 ・その時々に組むグループのメンバーとのワーク中でのやり取りから、相手の心情を理解したり寄り添ったりするにはどうしたらいいのかを考えたりすることで、受講後は初対面の人と対話する際の緊張感が和らぎ、苦手意識が改善されました。 ・自分自身の人とのかかわり方の特徴などを知ることができました。 |
担当教員のコメント | 本授業で行うワーク自体は、自分の気持ちを絵で表してお互いに紹介し聴きあったり、設定された話題の中でお互いの価値観について話し合ったりと、楽しい気持ちで取り組めるものも多いです。とはいえ、ワークが楽しいかどうかではなく、ワーク中に起こっている自分の気持ちや相手の気持ち、さらには相手の気持ちを推し測り寄り添うためにはどうしたらいいかなどをふりかえることが重要で、そのふりかえりから、自分や他者のこころを理解したり、お互いのこころを大切にしたコミュニケーションにはどんなことが必要なのかを、ワークやふりかえりでの個々人の体験から学びを進展させることが重要な授業です。 人それぞれと一言で言うのは簡単ですが、人それぞれだからこそ、人を大切にしたコミュニケーションや対話的ありようはさまざまにあり、工夫は無限にあるかと思います。この授業を通して、受講者それぞれのその人らしさが活かされ、かつ、相手のその人らしさも活かせるような対人関係のもちかたを考え、日常にも活かせるヒントとなればという願いをもって授業を運営しています。 |