学科紹介 教員紹介
辻本 裕成(つじもと ひろしげ):教授
自己紹介
古典文学を専門としています。もともとは源氏物語受容史(『源氏物語』が後世にどのように読まれたか、利用されたか)と、鎌倉時代の女性の自伝文学の『とはずがたり』を研究していたのですが、最近は医学の歴史と文学の関わりに手を出しています。授業では、『源氏物語』をはじめとする物語・日記文学を取りあげています。なかなかうまくはいかないのですが、高校までの国語の授業では取りあげられなかったであろう作品・話題や、視点を皆さんに提供していきたいと思っています。
「エクステンション・カレッジ」という南山大学がやっている市民講座や、その他単発の仕事で、社会人の方に講義をすることがあるのですが、大変熱心に聴いて下さいます。多くの方々にとって、古典文学を学ぶことは、特に何かの実益と結びつかない場合が多いと思われますが、逆にそれが知的興味や向学心をかき立てるのかもしれません。古典文学と関わることを仕事としてしまった自分にとって、初心を思い出させられる貴重な機会です。皆さんにも、受験とか成績とかいうようなことから離れて、純粋に古典文学を楽しんで欲しいと思っています。
大阪府の出身で、少しだけ東京で働き、そのあと名古屋に来てからだいぶ長くなりました。名古屋弁はマスターしていませんが、大阪弁と標準語のバイリンガルです。主な担当科目
日本文学入門、物語・日記文学研究、女性と古典文学、日本文化学演習など