学科紹介 教員紹介
森田 貴之(もりた たかゆき):教授
自己紹介
日本の古典文学を専門に研究しています。特に鎌倉から室町時代の軍記物語を主な研究対象にしています。軍記物語は、実際に起こった出来事が素材となっていますが、それ以外にも和歌や物語、仏典、漢籍が用いられた、動乱期中世を象徴する文芸です。この軍記物語を通じて中世という時代を捉えていきたいと考えています。
また、中国文学がどのように日本文学に採り入れられているのかということにも関心を持っています。両者を比較することで、日本文学の新たな一面が発見することもできますし、日中の交流の深さを感じることができるところがとても面白いです。
文献を読むだけではなく、実際の土地を見学することも重要なアプローチなので、毎年ゼミ生とともに実地踏査にも行っています。
常日頃から、映画、TVドラマ、漫画、小説など、ジャンルを問わず、面白い物語や作品に出会いたいと願っています。学生から教えられた作品に触れて感想を述べ合うこともしばしばあり、貴重な時間となっています。最近は、家族ともども阪神タイガースを熱心に応援しており、球場にもしばしば足を運んで観戦しています。
主な担当科目
中世文学研究、日本文学史A、日本思想史、日本文化学演習など