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【留学体験談】Hallo Deutschland 2025参加体験記
2025年09月25日
私は今年の8月8日から19日までHallo Deutschland 2025に参加しました。本プログラムは18歳から30歳までを対象に将来の日独を担う次世代の若者の育成だけでなく、テーマごとに自ら考え、仲間と議論することで両国の持続的な交流を構築していくことを目的としています。私が参加を決めた理由は学外でドイツ語だけでなくドイツ社会や文化など大学で学んだ経験を活かしたいと考えたからです。本プログラムは学科合同研究室からのお知らせで知りました。私はオンラインでの説明会に参加した後、書類選考に通過したことで参加資格を得ました。参加をするにあたって、参加費7万円と現地までの旅費、昼食代は自己負担になります。
今回はドイツにて「Herausforderungen meistern~乗り越えたその先に」をテーマに行われました。私は5つのグループのうち、都市開発グループとして参加しました。そこでは「都市は誰のものなのか」という問いを軸に交通や治安、居住空間などの観点からドイツ都市部における生活の暗部について解決策の議論を行いました。
実際に私たちは元ホームレスの方や鉄道建設関係の仕事をされている人などから話を聞くだけでなく、街の散策や博物館を訪れ情報の収集を行いました。また、グループで「公園の自治」をテーマに話し合うシュミュレーションゲームを行いました。このゲームでは異なる意見を持つ政党の議員になりきって夜間の公園にライトを設置するべきかについて意見の交換を行いました。このゲームでは簡単そうに見える決定でもそれぞれの意見の対立があり、利害の違いについて考えさせられることがありました。
今回プログラムに参加して、私が大学でこれまで学んだことを存分に生かせたことに大きな喜びを感じました。当初はドイツ語でのやり取りに苦労し日本語と英語で話していましたが、会話を重ねたことでプログラム終盤ではドイツ語を多く使って話すことができるようになりました。また、自分より学習経験が多い仲間と交流したことで刺激を受けました。このような貴重な経験を大切にしたいと思うと同時に今回知り合った方たちとこれからも関係を続けていけることを願っています。
<日独ユースネットワークHP>
https://jg-youth.net/halloprogramm/hallo-deutschland-2025-1/
<在ドイツ日本国大使館HP>
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/uberuns_termine.html
ベルリン日独センターでの最終発表とポスター掲示
2022年度入学 林 大智