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【招聘学生によるドイツ紹介】ドイツのクリスマス
2024年12月06日
ドイツ学科では、ドイツの大学で日本語を学ぶ学生を毎年招聘し、ドイツ語の授業に参加してもらったり、学生と交流してもらったりしています。2024年度招聘学生のマリー・ヴォレンヴェーバーさんが、ドイツのクリスマスについて教えてくれました!
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皆さん、こんにちは!
ここで私は、ドイツのクリスマスを紹介し、さらに日本とドイツでのクリスマスの祝われ方を比べたいと思います。
ドイツでは、クリスマスは12月24日~26日だけでなく、その前の時期にも祝われます。第一アドベントは通常11月の下旬に始まり、その日以降アドベントの期間の毎週日曜日に「アドベントリース」という飾りの上にキャンドルが灯されます。その「アドベントリース」はモミ属の枝から作られていて、よく赤色や緑色のリボンや小さいおもちゃで飾られています。自分でリースを手作る家族が多いですが、既製品を店で買うこともできます。この習慣は、家族や友達と一緒に豪華な朝ご飯を食べる事と結びついています。
そして、12月6日には聖ニコラウスの日を祝います。前日の夜、子供達は靴をきれいにして玄関に置き、聖ニコラウスが夜の間に小さなプレゼントやお菓子を運んできてくれるようにします。その風習は「ミラの聖ニコラウス」と呼ばれ、よく贈り物を送ってくれて特に親切な人物として知られているキリスト教の司教に由来しています。
ドイツのクリスマス・シーズンのもう一つのとても大切な要素は、クリスマス・マーケットです。日本にもありますから、皆さんは聞いたことがあるかもしれません。ドイツのクリスマス・マーケットでは、主にジュエリーやキャンドル、木工品などの手工芸品や伝統的な食べ物や飲み物が販売されます。グリューワインは特によく知られていて、白ワインや赤ワインにシナモンなどのスパイスを加えて作られます。ドイツのクリスマス・マーケットに行く機会があれば、一度はグリューワインを試してみることをお勧めしたいです。
日本とは対照的に、12月24日は「クリスマス・イブ」とも呼ばれて主に家族で祝います。私の場合、まず朝にクリスマスツリーを飾ってプレゼントをツリーの下に置きます。下の写真は、去年のクリスマスツリーの様子です。夜はクリスマス・ディナーを食べて、その後みんなでプレゼントを開封します。クリスマス・デーとボクシング・デーには、他の家族や友人を訪ねます。
まとめると、ドイツではクリスマスは家族のお祭りとして祝われます。日本では、恋人や友人とクリスマスを祝って、一緒にケーキを食べたり、イルミネーションを見たりする人が多いですが、それはドイツ語で「Silvester」という新年のお祝いの方に似ています。
マリー・ヴォレンヴェーバー(2024年度招聘学生)