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【学生たちの活躍】在外公館派遣員での経験
2023年01月19日
私は在学中に在外公館派遣員としてドイツの在フランクフルト日本国総領事館で二年間勤務しました。在外公館派遣員は、大使館や総領事館などの在外公館で、主にドイツ語能力を活かして様々な外務省の業務を行います。業務は公館によって様々ですが、館用車の配車や出張者の宿舎予約、空港での出入国支援などがあります。私も庶務的な業務だけでなく、日本文化を現地の学生に紹介する学校訪問のお手伝いをしたり、時には政府要人の出張に係る支援をしたりと、多岐にわたる業務を行いました。特に2022年6月に行われたG7エルマウサミットで、裏方として現場に参加できたことは大変貴重な経験でした。
私自身、将来を考える中で、ドイツ語を使って働いてみたいという思いを諦めきれず挑んだ在外公館派遣員でしたが、正直既に多くの同級生が社会人として働いている中で、休学をすることに葛藤もありました。しかし、日本でドイツ語を使う機会が少ない中、大学で学んだ言語を活かすことができただけでなく、多くのことを学び自信をつけることができた二年間の勤務はかけがえのない経験となりました。
派遣員の募集は、年に二回あります。年齢制限はなく、何度でも挑戦できます。二年間をドイツで働きながら過ごすというのは勇気の要ることかもしれませんが、ドイツ語を使って働きたい方は、在外公館派遣員制度を選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。詳細は、国際交流サービス協会のHPをご参照ください。(http://www.ihcsa.or.jp/zaigaikoukan/hakenin-01/)
興味を持たれた方がおられましたら、ドイツ学科の先生経由でお気軽にご相談ください。
(写真は在フランクフルト日本国総領事館のオフィスが入っているMesseturmです。ここで働いていました!)
浅野小柚希(2016年度入学)