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【インターゼミナール体験談】インゼミ2021に参加して
2022年02月09日
ドイツ経済を中心に研究する中屋ゼミでは、毎年12月に「名古屋圏国公私大インターゼミナール(通称:インゼミ)」と呼ばれる伝統イベントがあります。今年で第21回となり、20年以上の歴史を誇ります。このインゼミは愛知県内の4〜5校の大学から約10ゼミが大学の枠を越えて交流する研究発表会です。毎年約100名の学生と教員が参加し、自分の専門以外の分野の知見を広げ、それぞれの研究に対して意見や疑問を交換する中で互いの研究の質を高めています(他大学の先生の話では、この規模でのインゼミは全国的にも珍しいとのこと)。
私も今年のインゼミに参加して、とても有意義な時間を過ごすことができました。まず、発表の見せ方を学びました。本番に向けてのQ3期間から12月までは、ほぼその準備に費やされましたが、その準備過程で多くのことを学びましたし(ゼミ生の優しいコメントや先生の厳しいダメだし!)、本番で他大学の学生の発表を聞く中でも今後の参考になる点がたくさんありました。特に専門的な内容を伝える際の図表の効果的な用い方などは、今後の発表に取り入れていきたいと思います。
本番で私は全参加者が出席する全体会での発表でしたが、練習の甲斐あって落ち着いて話すことができました。質疑応答ではある程度質問を予想し対策をしていましたが、他大学の学生からはいつものゼミメンバーとは異なる視点からの質問もあり、うまく回答するのが難しかったです。しかし、そうした質問を受けて、自分の研究に更なる広がりを見出すことができました。また、他の学生の発表を聞いている際に同じような研究テーマであっても、視点を変えることで分析の仕方も大きく異なってくることに気づきました。改めて物事を多面的かつ多角的に研究して行くことの面白さや奥深さを学びました。
今回のインゼミへの参加は自分の研究をさらに発展させていくためのヒントを得ただけでなく、多くの人と交流する中で専門以外の分野や、学ぶことの面白さを知ることができるとても貴重な経験となりました。
2019年度入学 久世 望未