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【留学体験談】ベルリンに留学して感じたこと
2022年02月09日
ベルリン留学をする中で、様々な面で日本との違いに直面しました。例えば、日曜日は多くの店が閉まっていることです(閉店法のため)。日曜日でも開いている美術館や散歩などのために公園に人が集まり、ゆっくり休日を過ごす人が多くいました。私も授業がない日は朝から散歩をしたり博物館に行ったりしていますが、ドイツ人は休日に心も体も休めることを大切にしているのだと感じました。
特に日本と違いを感じたのは、コロナ対策です。ベルリンに来てすぐに、プロジェクションマッピングのイベントに行きました。観光名所のブランデンブルク門などが、コロナ禍以前かと思うような人出で溢れ、外とはいえマスク未着用の人の多さに驚きました。外でもマスクを着用し、手洗いうがい、外出自粛と言われている日本では考えられない光景でした。そんな中でも再び感染状況が悪化してくると、店への入店時にワクチン接種証明(もしくは陰性証明)の提示が必要になりました。提示できなければ入店が出来ず、私も証明書を忘れて店に入れなかったことがありました。バスでマスク未着用だと降ろされる場面にも遭遇しました。こうしたメリハリのある対策にドイツらしさを感じました。
授業では、思わぬ方向からの意見や質問に圧倒されることがよくあり、他の留学生の学びに対する積極的な姿勢に刺激を受けました。また、苦手な歴史の授業を履修することになり、授業についていけるかどうか不安でしたが、講義だけでなく歴史に関連する文学や施設の見学(Gedenkstätte Berliner Mauerなど)を通じて学びました。こうした歴史の学び方が得られたことは、自分の中で大きな収穫でした。もちろん、ドイツ語も現地で学びながら使うと上達することは言うまでもありません。残りの留学生活も一生懸命過ごしたいと思います。
2019年入学 野村千遥