学科紹介 学生たちの活躍/声
【学生たちの活躍】駿河台大学ドイツ語暗唱大会を終えて
2019年11月01日
2019年10月19日(土)、駿河台大学・第28回ドイツ語暗唱大会が開催されました。南山大学ドイツ学科の学生6名が、見事2位と特別賞を受賞しました。ペア出場し2位を獲得した鈴木友美加さん、日比野未歩さん(ドイツ学科2年生)の受賞後の声をご紹介します。
〈鈴木友美加さん〉
私たちがテキストを選ぶ時から心に決めていたこと、それは「面白い」暗唱発表をすることでした。暗唱大会ではもちろんドイツ語の発音、表現力が重要です。しかし、私たちはそれに加えて、自分たちが楽しんで発表し、聞いている人にも楽しんでもらえるような暗唱がしたいと考えていました。そこで「コントがやりたい!」と学科の先生に相談し、助言を頂いて"Loriot"というドイツで有名なコメディシリーズの中から"Fernsehabend"という一作をテキストに決めました。
練習では、先生が時間を取って丁寧な指導をしてくださいました。教えていただいたことの中には、この大会に限らず、普段ドイツ語を話す際に心掛けるべき点も多くあり、とても勉強になりました。また、テキストにはドイツで著名なニュース番組の一つである "Tagesschau"という名前が登場するなど、この暗唱を通してドイツの文化も学ぶことができたと思います。
大会当日はとても緊張していましたが、「楽しむことが一番!」と思い話し始めました。そして徐々に緊張もほぐれ、観客側を見た私の目に飛び込んできたのは、観客の方々が笑う姿でした。暗唱が終わるや否や、「楽しかったね!」「観客の人達も笑ってくれていたね!」と二人で喜び合えた瞬間、何よりもこの瞬間に最高の達成感と喜びを感じました。駿河台大学の暗唱大会は今回を以てその歴史に幕を下ろしてしまうそうですが、私たちにとってこの大会は一生の思い出となりました。
〈日比野未歩さん〉
昨年、私は鈴木さんと初めて南山大学のドイツ語オーラル・インタープリテーション会に出場しました。そこで私は、自分の殻を破って自分ではないキャラクターをドイツ語で演じるということの楽しさを知りました。今年の南山大学の暗唱大会への出場は出来ませんでしたが、大会に出場していた後輩たちを見てまた鈴木さんと暗唱大会に出場したいと思い、駿河台大学の大会への出場を決めました。
ドイツ学科の先生にお願いして指導していただき、表現や発音・アクセントの練習に努めました。キャラクターを表現することには苦しみましたが、ようやく自分の中で「これだ!」と思える表現方法を見つけられた時は嬉しかったです。
当日は駿河台大学の先生や大会実行委員の皆様に温かく迎えていただき、大会もアットホームな雰囲気だったので、緊張しすぎることなく楽しむことが出来ました。残念ながら優勝には届きませんでしたが、こうして暗唱大会に出場し表現するということに向き合った時間は、私の大学生活の財産の一つになりました。