授業紹介 授業風景
ドイツ歴史研究
2024年08月08日
科目名 |
ドイツ歴史研究 |
担当教員 |
齋藤 敬之 |
授業概要 |
ドイツを含めたヨーロッパではおおよそ16世紀から18世紀にかけての「近世」という時代に近現代に直接つながる歴史的展開が見られるという点で、歴史研究の理解は一致しており、この時代に関するさまざまな議論がなされています。この授業では、ドイツの政治や宗教、社会に関わるいくつかのテーマを取り上げ、こうした研究上の議論を紹介します。それによって歴史研究の動向の一端を知るとともに、「近世」という時代の特徴を考えます。 |
シラバス |
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日時 |
2024年度:第2クォーター(6月~7月)全14回 |
授業の内容 |
「近世」に当たる時代では、「宗教改革」や「三十年戦争」、「絶対王政」、「主権国家体制」といった世界史の教科書にも取り上げられるテーマも多く、それ以外にも歴史研究で成果や議論が蓄積されてきたテーマもあります。授業担当者の研究テーマもこの時代を対象としていることもあり、自身の研究も紹介しながら、世界史の教科書の記述とは異なる見方やそこには表れない見方を取り上げ、数百年前のドイツやヨーロッパについて新たな見方を知ってもらう機会としています。 |
学生の感想・コメント |
・この授業を通して、高校で使用した世界史の教科書はあくまでも史実の概要にすぎないことに気付きました。また、考え方によっては教科書の記述が正しいとは言い難いと思ったものもあり、歴史は起こった出来事を知るだけでなく、当時の時代背景を必ず念頭に置きながら学んでいくべきものであると感じました。 |
担当教員のコメント |
この授業では、高校までの歴史学習を越えて、「歴史を研究する」ことに関する新たな知的刺激を得てもらうことを目指しています。 |