Special Contents アジア学科の授業風景
中国語I 発音・聴力
科目名 | 中国語I 発音・聴力 |
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担当教員 | 宮原佳昭 |
授業概要 | この授業は講義および演習形式で行われる。 人間の発音のしくみ、中国語と日本語の音節構造の違いを理解したうえで、中国語において基本となる単音節語・二音節語を中心に、発音とリスニングの練習を徹底する。 |
科目の全体像 | 南山大学シラバスを参照 |
日時 | 第1クォーター(4月~6月) |
ペア練習に取り組む学生たち
分からないところをペア練習中に質問!
学生の感想・コメント
- 中国語の発音を自分で練習したり、ペアで練習したりする。先生が発音の方法やピンインを一から丁寧に教えてくれるのでとても分かりやすい。この授業を受けて、中国語の発音が徐々に分かるようになった。
- 中国語の発音が全くわからない状態でのスタートだったけれど、先生が一人一人丁寧に教えてくださったのですごく成長することができました。自習の時間や説明の時間などのバランスがちょうどよく、授業中に飽きる時間がなく覚えることができました。語学を学ぶにおいて発音はとても大事なものなのでこれからも頑張りたいです。
- 演習が多く実力の向上に繋がると思う。一方で、良くも悪くも自習時間が多く、できる人からしたらつまらないのだろうなと思った。また苦手な人は逆に苦痛なのかなと思った。
- 発音・聴力のポイントはもちろん、その文字の起源や中国の文化などについての雑談もためになったり面白かった。家で練習したいときに教科書の説明が中国語でわからないことがあったので、そこは改善されたらいいと思う。
- 一番最初の授業から最終回まで、先生や周りの友達がみんな優しく接してくれて「どう思われるんだろう」、「これ言っても何も思われないかな」など不安の気持ちが一切なく快適に授業に参加することが出来ました。先生の授業方針もすごく良く、こんな先生いるんだなと勉強になりました!楽しく中国語の発音を学べました!!
- 中国語の声調が難しく、初っ端で声調の壁にぶつかりましたが、最終回には見て一発目で正しい発音の仕方が出来るほど成長できました。発音の仕方がなかなか分からない、舌を使う単語があり先生に聞くと、私ができるようになるまで細かく教えてくださりイメージしやすくなりました。最初はできなかったことがだんだんできるようになっていくのが毎回の楽しみでした。
グループ交流を楽しむ学生たち
本科目の教科書(オール中国語!)
担当教員
中国語の発音・リスニングの基礎能力を養うために、中国語の音声をたくさんリスニングし、自分で発音して、それをピンインで書き取る。この練習はきわめて大事なのですが、やや単調で疲れるものでもあります。南山大学は授業時間が100分間もあるため、なおさらです。
また、1年生は4月に入学したばかりで、クラスメートのことをよく知らず、「果たして大学生活になじめるだろうか?」という不安を持っているものです。そこで、私は授業をする上で、次の点を心がけました。
- 「学生をペアにして、一人が発音し、もう一人が聞き取る」というクイズ形式で楽しめるアクティビティや、グループ交流の時間をたくさんつくった。
- こまめに机間巡視をして、学生一人一人の発音を聞き、コメントをする機会をたくさんつくった。
- 「私自身が大学生の頃に中国語学習で苦労した」などのエピソードトークを交えて、どのような点に気をつければよいかを学生に伝えた。
- 授業のあいまに10分程度の休憩時間を入れ、集中力を保てるようにした。
入学当初は中国語経験ゼロであった学生たちが、2ヶ月の学習を経た最終回の授業では、発音の基礎を身につけることができていました。
中国語の能力が身につくまでにかかる時間は、人によって異なるものです。そして、外国語学習には、たくさん練習し、たくさん間違うことが必要です。この授業で身につけた中国語の基礎能力を、第2クォーター以降の中国語学習でさらに高めていってほしいと願っています。