教員コラム 総合政策学専攻
研究休暇の意味(総合政策学 POTTER, David 教授)
2022年12月16日
今年8月から11月中旬まで24年ぶりに研究休暇を取りました。南山大学を所属して初めての研究休暇でした。短い期間でしたが、振り返るとやりたい研究が進んだと確認しました。
研究休暇は簡単にとれるものではありません。普段、大学を5年間以上所属していないと取れません。1年間の休暇は10年間以上所属している履歴がないと申請できません。通常、「研究休暇」の目的は、研究者が研究を集中するために大学での教育や業務関係の仕事を休んで、特定な研究プロジェクトに集中できるためですので、研究計画を持つのは当然なことです。研究休暇を申請する際、これから予定している研究を促進する、またはこれまでの研究のまとめることを明らかにしなければなりません。今回の研究休暇では、両方を達成目標としました。つまり、過去数年間の2つの研究路線をまとめるために論文を書くと同時に新規研究に取り組む予定でした。
今回の研究休暇は目的を達成したといえます。過去数年間の研究を編集書の投稿論文2編および学術誌の論文原稿を1編完成できました。新規研究として8月から9月の間にアメリカへ渡航し、初めて「フードバンク」の調査を行いました。この研究調査によって過去10年間においてODAに関する研究に主点を当てた研究路線を一部昔からやっていましたNGOの研究路線にシフトしました。
今回の研究休暇により、普段できない研究ができ、新しい研究路線は明らかになりました。