教員コラム 経営学専攻
YAMAZATO60+(経営学 中尾 陽子 准教授)
2025年05月15日
新緑がとても美しい時期になりましたね。南山大学山里キャンパスの中で、みなさまのお気に入りや推しスポットはどちらでしょうか?私自身はいくつもあって迷ってしまうのですが、この新緑の季節であれば、グリーンエリアを推したいと思います。この季節のグリーンエリアは、多様な『緑』に包まれ、お天気のよい日はもちろんのこと、曇りや雨でもそれぞれの美しさを味わえるところが魅力だと感じています。
南山大学の山里キャンパスは、昨年60周年を迎え、様々なイベントが開催されたり、web上にもたくさんのコンテンツが登場しました。しかし、(私の勝手な想像ですが、)一年ではこのキャンパスの魅力をとても伝えきれなかったようで、YAMAZATO60+というプロジェクトが始まっています。その内容は、こちら↓のサイトで順次紹介されていくようで、とても楽しみです。
https://www.nanzan-u.ac.jp/yamazato60/
ここでは、南山大学のひと・もの・ことを様々な角度から紹介してくださっているのですが、先人たちが、このキャンパスと、ここでの営みに込めてきた深い思いを様々な観点から感じることができます。例えばですが、これまで何気なく見ていた教室や、壁に描かれた絵やモザイク、そしてオブジェの一つひとつに込められた意味について、私は恥ずかしながらほとんど知らず...。それらを改めて観に行ってみると、その美しさだけでなく、現代のものとは一味違う色合いや質感などを味わう機会にもなり、このキャンパスのことがますます好きになっている今日この頃です。そして同時に、先人たちからそのバトンを受け継いでいることへの責任に、身の引き締まる思いがします。
私は、これまで幾つかのキャンパスで学んだり、お仕事をさせていただきましたが、高校を卒業してすぐに入った南山短期大学(2020年3月閉学)のキャンパスは、今でも一番強く記憶に残る学び舎です。小さいけれど美しかったあのキャンパスは、仲間や先生方と過ごした、心の底からワクワクする学びの記憶に欠かせない存在で、この記憶が、私の仕事人生にとってものすごく重要なものとなっています。今在学しているみなさん、そして、これから南山大学を目指そうとしてくださっているみなさんにとって、このキャンパスが、楽しく充実した体験と共に、深く思い出に刻まれていくことを願いながら、みなさんの学びをサポートしていきたいと思っています。
新緑のグリーンエリア
旧南山短期大学キャンパス