南山法友会 司法試験合格者の声
髙橋 翔さん (2019年度合格)
2021年04月13日
私は南山大学法科大学院の既修者コースに入学しました。
既修者コースでは、演習科目が多いスケジュール(未修者コースの2年次と同じ)で始まります。既修者であっても、予習や課題全てをきちんとこなすとなると、大変な労力と時間がかかってしまうので、メリハリをつけて予習(特に、司法試験にとって重要だと思う分野や苦手な分野についてよりきちんと予習)するようにしていました。
また、幸い、既習者の同期が私以外に3人いたことで、授業外では授業内容、疑問点、勉強の進捗状況などさまざまなことを話し合うことができました。仲間と話し合う機会は、相談、情報の共有、疑問の解消、リフレッシュなどとしてとても大事だと思います。気の合う仲間やレベルの近い仲間などで目的意識を共有したゼミをやるのも非常に有益になると思います。
南山大学法科大学院では、司法試験の内容や傾向等を把握されている先生方も多く、授業中も司法試験を意識された講義・解説もあり、授業外のゼミや個別質問においても、すぐに回答していただける環境にあったことはとても有難いです。また、院生には各研究室に広々と使える専用デスクが与えられ、1階には資料・文献が豊富な図書館があってすぐに利用できるので、勉強授業の合間や授業終了後の自学自習には最適な環境にあると思います。
また、他の法科大学院と比べても、特に法律実務科目が充実していると思います。法曹を目指すにあたって、実務家の先生方から実務を意識した講義を受けることや、実際に訴状、準備書面、弁論要旨、判決書、和解案などさまざまな実務書面の起案を経験することで、実務や学習済み事項のイメージが沸いたり、勉強意欲の向上につながります。エクスターンシップにおいても、2週間という他の法科大学院と比べて長い期間の中、実際の実務を間近で体験・見学できるというのは、勉強意欲や今後の法曹像の見立て、実務家の先生とのつながりという点で、普段の学習では得られない貴重な財産になりますので、南山大学法科大学院の目玉としてエクスターンシップを受講することを強くお勧めします。
今現在漠然と法曹を目指されている方でも、南山大学法科大学院では、法曹への目的意識をもって勉強に集中できるようになると思いますので、是非頑張ってください。