シリング アネッテ
| 氏 名 | シリング アネッテ |
|---|---|
| 職 名 | 教授 |
| 経歴・業績 | 「南山大学研究者詳細」をご覧ください。 |
| 研究・授業 | 外国語・外国文学分野(ドイツ語) |
最近気になっていること
私はいつも、自分の周りで起こっていることに興味を持っています。そのため、政治、社会、文化における重要な出来事について情報を得るために、できるだけ毎日新聞を読むようにしています。
最近は特に人工知能の急速な発展に注目しています。人工知能は実用的であり、人間の膨大な知識を整理し活用する上で大きな助けとなります。しかし、メディア、科学、政治など、多くの分野において、私たちの社会構造は依然として人工知能の利用に対応しておらず、「思考する機械」のない世界を念頭に構築されています。人工知能は私たちを「追い越した」のです。私たちはまだ AI を信頼することはできず、その使用方法を学び、改善しなければなりません。そのためには、AI のツールや、そのツールが私たちにもたらす結果よりも「優れた」存在でなければなりません。つまり私たちは、これまで以上に学び、またこれまで以上に批判的に評価しなければならないと思います。
研究をはじめたきっかけ
最近、私は、言語教育において文学をどのような目的で、どのように活用できるかに特に興味を持っています。
私にとって「コミュニケーション」とは、人間同士のあらゆる交流、つまり、個人的に面識はないが、同じ社会(あるいは同じ世界、つまり私たちの世界)に住む人間同士の交流、あるいは、過去の世代と現代との交流(例えば、日記、手紙、回想録や体験記、物語、小説など)も含まれます。そうした地理的または時間的に離れた場所間のコミュニケーション手段こそがテキストであり、その重要な種類の一つが文学テキストです。それらは芸術であると同時に、それを書いた人物から読者への「メッセージ」でもあります。私はこうした二重の機能に魅力を感じ、それについてもっと詳しく知りたいと思っています。
高校・大学・これまでのこと
私はゲッティンゲン(ニーダーザクセン州)でアビトゥーア(大学入学資格)を取得し、その後ゲッティンゲンとミュンヘンで学びました。最初はドイツ語学、中国語、政治学を専攻していました。中国・武漢で1年間、中国語を学びました。その後、専攻を変更し、ミュンヘンでドイツ語を外国語として学びました。海外で働く最初のチャンスは、日本の福岡でした。そうして私は日本に来たのです...
好きなこと
私は屋外、特に海や山で過ごすことが大好きです。川、湖、海といった水辺が好きで、その中を泳ぐことが一番好きです。
メッセージ
人生は直線的に進むものではなく、時には回り道をして、自分にとって何が重要かを見極める必要があることもあります。そして、重要なことのために努力する価値は十分にあります!