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齋藤ゼミ(ドイツ語圏の歴史)

科目名 齋藤ゼミ(ドイツ語圏の歴史)
担当教員 齋藤 敬之
シラバス 演習Ⅰ・Ⅲ
演習Ⅱ・Ⅳ
日時 第1クォーター(4月~5月)、第3クォーター(9月~11月)

授業概要

ドイツを中心にドイツ語圏の歴史を扱います。ただし、例えば20世紀後半に東西ドイツが併存していたことからもわかるように、「ドイツ」に該当する地域や概念が歴史上変化してきたことを共通の理解としながら授業を進めます。そのうえで、各学生が関心を持つ「ドイツ」に関わる歴史的事象を深くかつ多角的に考え、論じる場としています。

授業の内容

ゼミでの活動

各学生が「ドイツ語圏の歴史」に関わるテーマを立て、それに関する発表とディスカッションを中心に進めています。ゼミ1年目には、ドイツの歴史や歴史研究に関する概説書や論文を全員で講読し、ドイツの歴史を整理するとともに文献を批判的に読むトレーニングの機会を設けています。ゼミ2年目は、卒論の執筆を意識してテーマの内容だけでなく論の筋道(構成)も意識した発表をしてもらっています。

ゼミ生の研究テーマ(一部)

  • 金印勅書
  • 近世ドイツにおける魔女像の形成
  • ドイツにおけるジャガイモの歴史
  • ドイツ産業革命と鉄道
  • 20世紀前半のモダニズム建築のドイツでの発展
  • ナミビアにおけるドイツ植民地支配の歴史的連続性
  • ナチスのプロパガンダ
  • ナチス・ドイツにおける健康政策と倫理的問題の考察
  • 過去の克服とホロコースト記念碑
  • ドイツ動物保護の歴史と現状

学生の感想・コメント

  • 歴史ゼミの大きな特徴はなんといっても担当する齋藤先生の懐の広さと知見の広さです。発表の時の先生からの質問や指摘はいつも鋭く真剣です。が、齋藤先生自身はとても穏やかな人柄なのでゼミの雰囲気もとても穏やかです。齋藤先生は先生らしい鋭い指摘や指導もありますが、普段は学生にとても近い目線に立ってくださるので、なんでも話すことができて、私はよく授業終わりに先生と自分の研究やドイツについての話をしていました。とてもフレンドリーな方でいつも親身になってくれます。何よりゼミ生の成長を一番に考えてくださっていて、授業外で面談を設けて研究や卒論について相談に乗ってくださったり、Q3では文献の探し方や文献の批判的な読み方を実践する演習を行ったりとサポートはとても手厚いです。3年生には卒論の準備に向けての力を養うために授業を考えてくださり、4年生にはその広い視野と深い知見をもってして卒論に先を示してくれます。ゼミに入る前は、私はゼミというものに大きな不安を持っていましたが、齋藤先生が親身にサポートしてくださるおかげで楽しく前向きに研究を進められています。先生と深く関わりながら研究をしたい、卒論を制作したいという人にはとてもおすすめのゼミです!
  • 齋藤ゼミでは基本的にドイツに関する歴史をテーマにして研究に取り組んでいます。ドイツに関する歴史と一口にいっても、環境対策、建築、ナチス、自動車産業などいろいろな分野があります。このように幅広くテーマを決めることができるのがこのゼミの特徴だと思うので、まだあまり考えがまとまっていない方にはおすすめです。授業内では自分のテーマに関する文献や書籍について調べて発表をしています。発表後に質問の時間があるので、それに備えた準備が必要になってきます。しっかりとそのテーマに関する理解を深めていきましょう。また質問をする側も鋭い質問をその場でする瞬発力があると良いと思います。授業内で活発な議論ができるようになることも目標のひとつなので、意欲的な方と一緒に学習できるのを楽しみにしています。
  • 私が齋藤ゼミに入って、今でも忘れない瞬間があります。それは発表後の質疑応答の時間です。「あなたが繰り返し使ってた『ドイツ』とは何を指してる?」と齋藤先生が発表者に問いかけた時、ゾッとしました。こんな鋭い質問を、考えたこともなかったことを、いずれはその問いに自分自身が答えなければならないのだと実感したからです。「ドイツ」とは、現代にしてみれば誰もが想像する今の「ドイツ」ですが、時代を遡れば「神聖ローマ帝国」や「ドイツ帝国」と表記するのが正しい場合があります。3年生の初めの頃は、これからはこんな細かいところまで意識しなければならないのかと思っていました。しかし、最終的に卒論執筆をする上では、それが決して些細なことではなく、研究の前提として極めて重要であることに気づきました。そういった細かい表現の見直しをする癖がついたことで、物事に対する精密さや慎重さが身についた気がします。
    また、齋藤先生の投げかける「なぜ?」は、深掘っていくと自分が想像もしなかった真理に辿り着くことがあります。もしその場でうまく答えられなくても、曖昧に流すのではなく、真剣に「なぜなのか」を突き詰めることが大切です。これは、私が卒論執筆を通して得た最大の学びであり、齋藤ゼミの大きな魅力だと思います。

担当教員のコメント

「ドイツ語圏の歴史」に関わる範囲でテーマを自由に決めてもらっています。その分、先行研究などをきちんと踏まえたうえで自分のテーマ設定や主張にきちんと根拠づけをすることを求めています。自分の主張を論理立てて提示すること、「当たり前」と思われている見方や評価を歴史という観点から考え直すこと、これらに熱心かつ主体的に取り組む学生を歓迎します。

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