ドイツ史
| 科目名 | ドイツ史 |
|---|---|
| 担当教員 | 齋藤 敬之 |
| シラバス | 2026年度:こちらをご覧ください。 |
| 日時 | 2026年度:第1クォーター(4月~5月)全14回 |
授業概要
「ドイツ」という国はEUの中心としてヨーロッパをリードする国として知られていますが、その歴史をたどると「ドイツ」が意味する地域や空間は時代によって一定ではありませんでした。この授業では、中世までさかのぼり、政治や社会、文化といったさまざまな側面を具体的に検討しながら、時代ごとの変化や現代との違いについて考えてみたいと思います。
授業の内容
中世など古い時代にさかのぼると、「ドイツ」という地域や空間は当たり前の存在ではありませんでした。今回はとくに「神聖ローマ帝国」に焦点を当て、なぜ「ローマ帝国」が「ドイツ」にあったのか、当時の国家構造や社会の特徴は何か、といったテーマを扱いながら、「ドイツ」の歴史を考察してもらう機会としています。その際、画像資料や地図、授業担当者がドイツで撮ってきた写真などもできるだけ多く提示し、またそれらを解釈してもらう課題も出すことで、歴史事象に関する関心を持ってもらうように留意しています。
学生の感想・コメント
- フランス学科であるがヨーロッパの他の国の歴史にも興味があり、この授業を受講した。内容としては高校の世界史に出てくるような歴史であったが、それよりもより深く知ることが出来たのでとても面白かった。また写真や条約の資料などを用いて課題などを通じてこれはこういうことを言っているのか?と予想しながら授業を受けれたので、よりドイツ史が好きになった。
- 講義を受けたことで、ドイツに対して少し詳しくなれた気がした。この講義の内容は、中学高校で習った内容はもちろん、そこでは学べないよりディープな部分の内容も学ぶことが出来た。特に、講義内で実際に先生が留学に行った際の写真なども出てくるため、現地の感覚がつかみやすくとても良かった。さらに講義資料とは別に、授業毎に紙のレジュメが配られるところも個人的には、書き込みができて嬉しかった。
- この授業では、文字だけでなく様々な資料も見ながら学ぶことができるため、当時の考え方や捉え方などをわかりやすく理解することができました。また、歴史の話ばかりではなく、先生が観光したときのお話も聞くことができるため、ドイツにさらに興味を持つことができました。歴史をだた覚えるだけでなく、理解することができる授業を受けることができます。
- 自分は高校で世界史を選択していなかったので、興味を持ったり授業についていけるか不安だったけれど、様々な新しい発見や学びを得ることが出来て面白かったと感じました。この授業はドイツという枠組みにとらわれた歴史の授業ではなく、自分が持っている固定概念がいかに歴史の捉え方に影響を与えているかを改めて考えさせられる授業でした。今回ドイツに焦点を当てた授業だったけれど、自分が思っていたよりも世界史の流れは複雑でかつ様々な視点からの考え方が詰まっていると感じ、日本史とはまた違った価値観と知識を得られました。
- この授業全体を通して、自分の中で歴史の見方が少し変わった気がする。今までは、時系列で起こった出来事を追っていく程度であったが、この授業を受けてから、そういった出来事に加え、課題でもあったように地理的な変化などをみていくことでドイツと、周りの国との関係が見えてきたりと視野が広がった。また、高校の時の世界史の授業で、何となくで覚えていた「諸侯」や「皇帝」、「主権国家」などといった単語の意味を改めて考えさせられる機会が多く、高校の世界史よりもさらに深く、専門的な知識を学ぶことができた。
- 毎回配布される資料を基に講義が進めてられていくので、自分なりのメモを取りながら簡単に内容を理解していくことが出来て良かったです。また、当時の写真などを見ることでよりドイツについての理解を深めることが出来ました。ただ講義を聞き続けるだけでなく、授業中に意見交換や話し合いの時間があって面白かったです。世界史で習った内容から更にドイツに着目して深く学ぶことが出来るので、高校で世界史を取っていた人やヨーロッパ史が好きな人に特におすすめです。
- 画像や地図などの資料が毎授業あったため、比較しながら考えることができましたし想像がしやすかったです。言語を学ぶのが好きでドイツ語に興味を持ちドイツ学科に入りましたが、歴史については不安な部分が多くありました。この講義を通して言葉の関係や歴史背景に対してどういった視点で判断するのがより良いのか考えさせられました。偏った判断になりがちだったところもあり、今のドイツと異なるところや結びつけられるところ、一般的なイメージやそうでないところを歴史的背景から様々な角度で見えるように今後ひとつひとつ理解を深めていきたいと思いました。
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世界史の授業が好きだったので授業をとってみましたが、世界史で習ったような歴史の流れだけではなくドイツの歴史をどのように語るかという視点から、ドイツの価値観や概念がどう形作られてきたかを考えることができてとても充実したものでした。先生が話を少しづつかみ砕いて話してくれ、とても面白い授業です。
- この講義全体を通して、ドイツ史は単なる国家の発展の歴史ではなく、様々な意味での「ドイツとはなにか」を問い続ける歴史だと感じました。現在の国境や国家観の固定概念が居座り続けると過去を正しく理解できないことや、歴史にはその時代ごとの価値観や背景があることを学べたのが大きな収穫でした。総じて、高校で世界史を選択していた私にとっては、その中からドイツに焦点を当てより深く詳細に学べ、新しい知識を多く得られたことでとても面白く感じました。
- 私はドイツ史の知識はほとんどなかったが(高校時代、日本史選択だったため)、欧州の歴史にも興味があり受講した。講義は一貫して神聖ローマ帝国の時代を中心に、「皇帝」とは何か、神聖ローマ帝国の内部構造の変化を軸に進められたので、自分の中でドイツ史を観る一つの視点・引き出しを持つことができた。また高校の歴史総合や日本史でも出てくるプロイセンやドイツ帝国についても知ることができて日本史との横断的な学びをすることもできた。
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高校で日本史選択だったため、ついていけるか不安だったけれど新しいことをたくさん知れてよかったです。特に地図や画像など、視覚的に学ぶ機会が多く、より理解を深めることができました。また、毎回の授業でリアクションペーパーの疑問点についても回答してくださるので、自分が気づけなかったより深い知識も知ることができ、とても良い学びになりました。
- 高校の頃は世界史を専攻していなかったけれど、ドイツ学科としてドイツ史を学びたいと思いこの授業を選択しました。毎授業ではスライドとレジュメが配布されて、授業後に自分で何度も振り返りができる点が学習する上でとても助かりました。また、出来事が起きた原因や理由、結果を体系的に教えてくれたため、歴史を学ぶ際に大切な流れをうまく掴むことができました。教科書や試験では出てこないようなちょっとした雑学も挟んでくれたので、興味を持って授業を受けることができました。
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ドイツ史というとただ歴史的な時代の流れを学んでいくだけだと思っていたが、初回の授業で、「ドイツとは何か」という疑問から入ったのが印象的だった。単に出来事を暗記するのではなく、国家や民族、宗教などさまざまな視点からドイツの歴史を考える授業であり、歴史に対する見方が変わった。また、現代のヨーロッパや国際問題にもつながる内容が多く、過去を学ぶことの意味を感じることができた。
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今回の講義を通して、今まで持っていたドイツ史のイメージが大きく変わりました。私は高校で世界史を履修していましたが、そのときは現在のドイツという国家をそのまま過去にも当てはめて考えていたので、ドイツが何をもってドイツなのか疑問が残ったままでした。しかし実際には、神聖ローマ帝国、ドイツ連邦、ドイツ帝国など、時代によってさまざまな政治体制が存在していたことを学びました。「そもそもドイツとは何か」という問いには、時代によって国境や領域が大きく変化しているため、現在のドイツの境界線から単純に過去へさかのぼってこたえられるわけではないと分かりました。そのため、「ドイツ人とは誰なのか」「何をもってドイツと言えるのか」ということには簡単に定義できないという視点を持って講義を聞くのが新鮮で面白かったです。歴史の見方そのものが変わるような講義でした。