6月13日（火）に、外国語学部ドイツ学科とヨーロッパ研究センター共同主催による講演会「リュートの響き、古楽への道」を開催しました。講演者には、リュート奏者の中川祥治氏（本学外国語学部英米学科卒業生）をお招きしました。

　講演は2つの部分から成り、前半ではリュートの特性と、この楽器が活躍した西洋音楽史の文脈について、実演を交えてお話していただきました。後半では、中川氏がいかにしてリュートに出会い、その専門性を深めていったのかが語られました。

　多くの学生にとってリュートは初めて目にする楽器だったようですが、たおやかで高雅な響きに魅了された人が多かったようです。また、世界的にも古楽の復興がようやく緒に就いたばかりであった1970年代に本学の学生であった中川氏が積極的に資料や情報を求めて活動をしていたということ、その後も情熱を絶やさず古楽の探究を続けていったということは、講演を聞いた学生たちにも大きな刺激となったようです。大変な集中力をもって講演と演奏に耳を傾ける約100名の聴衆に恵まれ、とても充実したイベントになりました。

　

中川 祥治氏





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