進路 卒業生の活躍の様子
【卒業生の声】社会人3年目を迎えて
2021年10月22日
私は今、自動車ディーラーでVolkswagenを扱う店舗の受付事務として働いています。来店されたお客様を駐車場からお出迎えし、お席にご案内します。お車のご購入を検討されているのか、愛車のメンテナンスでご来店なのかを確認し、それぞれセールススタッフやサービスアドバイザー・エンジニアへ引き継ぎます。その他電話応対、店舗インスタグラムの更新、各種DM発送準備、ショールームを季節ごとに装飾するのも私の仕事です。
お客様は、それぞれのお車の使い方をされていて、それぞれのお考えをお持ちです。例えば、いつも新しい車をお乗りになる方もいれば、1台のお車をメンテナンスして長くお乗りになる方もいます。通勤で毎日長距離走行する方もいれば、休日のお出かけの際にお車を使う方もいます。私の仕事は、お客様が何を求めているのかを、考えて行動することが求められます。お客様のことを知ろうとする姿勢は、ドイツ学科でドイツ社会・ドイツ語に向き合った4年間で鍛えられたと感じています。
高校生のとき、英語が一番好きでした。大学では、他の言語も勉強したいと思い、ドイツ学科に入学しました。ドイツ語には英語にも日本語にもないルールがあり、悪戦苦闘しました。ドイツには、日本と異なる文化が多くあり、そういった異文化や異なる考え方を知るのは、面白いと感じていました。社会人になって、自分では思いつかない考え方を持った人に出会うことはたくさんありましたが、大学時代に培った「知らない考え方を面白がる力」で、前向きに受け止めることができたと思います。だから、ドイツ学科の4年間は、大いに活きていると感じています。
10年後の自分がどうなっているか、正直わかりません。今は目の前のお客様を大切にすることと、もっとお役に立てるスタッフに成長することだけを考えています。いつか異動で仕事内容が変わるときも来ると思うのですが、きっと今の職場で「お客様のために何ができるか」を考えた経験が求められると思います。だから、今の仕事をしっかり頑張りたいです。学生の皆さんには、学生生活を思い切り楽しんでもらいたいです。何が将来に活きるか分からないからこそ、興味のあることに打ち込んでほしいです。
関谷 知香(2018年度卒)