コスタリカ南部の先住民居住区内、リクリエーションの場でもある川にて
高校・大学時代の自分
高校:とにかく「海外」好きの生徒・学生でした。(当時は高額だった)洋雑誌を買い集め、オリジナルのスクラップブックなどを作っていました(苦笑)。
大学(学部):国際学生NPOに所属し、海外インターンシップの運営やコスタリカの環境系NGOでのインターンシップに参加しました。そこで出会った国内外の友人ネットワークを頼りにメキシコやペルー、フィリピンなどを旅行したりしていました。
研究テーマ
コスタリカ共和国と日本を調査地としフィールドワークを続けてきました。大学院での主な考察の対象は、裁判所や法廷における「文化的」コンフリクトへの対応の仕組みである文化鑑定(あるいは文化的抗弁)や司法通訳翻訳の実態、そして既存の司法制度に対するオルタナティブな紛争解決の仕組みとしてのコスタリカ先住民ブリブリの人びとによる慣習法裁判所の可能性と課題でした。現在は、先住民性がダイナミックにうみ出され交渉される場としての、食文化やその「遺産化」、ツーリズム、環境政策、SNS上の社会運動、言語教育などについても勉強中です。
授業
「民族問題と人間の尊厳」、「ラテンアメリカの文化と社会」、スペイン語科目などを担当します。
趣味・特技
趣味:美味しいものを探して食べること、DIY
特技:10年ほどバレエを続けていたので基本のポジションやジャンプができること
最近気になっていること
名古屋周辺の美味しいお店やカフェの情報、生態系サービスへの支払い制度(PES)
好きなもの・苦手なもの
好きなもの:観葉植物、コーヒー
苦手なもの:もずく酢
受験生の皆さんへひとこと
外国語を学ばずとも利用できるさまざまな便利ツールやメディアが次々と出てきている昨今ですが、その言語を第一言語として話す人びとの考え方や世界観を広く深く知りたい、そして少しでもよく理解したいと思うなら、その言語を学ぶことは不可欠です。ぜひ外国語学部で一緒にスペイン語そしてスペイン語圏の文化について学びましょう。
在学生の皆さんへひとこと
ここ数年間は物理的な移動が困難となり、スペイン語圏へ旅立ちたくてもそれが叶わなかったという方もたくさんいらっしゃるだろうと想像します。一方、オンライン上ではこれまで以上に多くの可能性が生まれ、国境を越えてリアルタイムで多くの人びとと「つながった」という方も少なくないだろうと思います。これからはオフ/オンラインの両方で、ご自身の学びの機会をどんどん広げていってください。皆さんが自主的に考え自由に動き続けることができるような環境づくりに努めたいと思います。
卒業生の皆さんへひとこと
万が一、自分に自信が持てなくなってしまうようなときがあったなら、大学で学んできたことやその時間、そこでのご自身の頑張りを思い出してください。これからのあなたのことを一番信じてあげられるのはこれまでのあなたです。
スペイン・ラテンアメリカについてひとことアピール
さまざまな文化的ヘリテージの人びと、多様な気候、動植物、宗教、言語、食文化、、、。私はスペイン・ラテンアメリカ世界の「マジック」にかけられた1人です。1人でも多くのスペイン・ラテンアメリカファンが増えますように!
調査でお世話になっているコスタリカ南部の先住民居住区内、あるご家庭のキッチンにて