南山大学 外国語学部 スペイン・ラテンアメリカ学科

在学生・卒業生の声 メッセージ

【卒業生の声】北川実沙さん(2013年度卒業・在名古屋ペルー共和国総領事館)

2022.02.24

スペイン・ラテンアメリカ学科では、総合的なスペイン語力(会話、読解、作文、翻訳、通訳など)と、スペイン語圏の歴史、文化、政治経済など多くの知識を身につけることができます。4年間はあっという間なので、在学中は「学べることはとことん学ぶ」を意識していました。

1、2年生の時に特に力を入れて勉強していたのは文法です。スペイン語の基礎をしっかりと学ぶことで、読解力、作文力、会話力などの力を伸ばすことができます。3、4年生では、スペイン語力を強化するため、スペイン語でラテンアメリカの歴史を学んだり、時事問題をスペイン語で読んだり、翻訳を学んだりしました。
領事館の仕事には、まさに総合的なスペイン語力が求められます。

領事館の業務は幅広いですが、主に、在日ペルー人の方たちが必要な手続き(身分証の発行や更新、証明書の発行、旅券の発行、出生・婚姻登録、委任状の作成など)を行います。また、ペルー人の保護や広報文化活動、在外選挙なども行います。

仕事中の会話は基本的に全てスペイン語です。スペイン語での窓口・電話対応、文書作成、翻訳、領事や副領事に通訳として同行することもあります。

広報文化活動や翻訳・通訳の業務には、スペイン語力だけではなく、文化や歴史、政治経済などの知識も必要です。在学中にこれらの分野について学べたことも、今の仕事にとても役立っています。
学生の皆さんには、座学以外に会話する時間をたくさん作ることをお勧めします。日本にいながらでも、ネイティブの先生や留学生と積極的に会話をしてアウトプットすることで、スペイン語が身につくスピードがぐんと上がり、コミュニケーション力も身につきます。

就職後も日々勉強ですが、学生時代にしっかり学んでおいたからこそ、今スペイン語を使ってお仕事ができていると思います。

これからは、益々スペイン語の需要が高まっていく思いますので、是非、在学中に「学べることはとことん学んで」ください。

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業務中の様子(大阪での出張領事館)

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キューバ留学中のひとこま(大学院時代)

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