南山大学 外国語学部 スペイン・ラテンアメリカ学科

在学生・卒業生の声 メッセージ

【卒業生の声】坂井達弥さん(2013年度卒業・在メキシコ日本国大使館(広報文化班))

2022.02.24

私は、平成27年に外務省に入省し、本省で1年勤務した後、スペインでの語学研修、そして在ホンジュラス日本国大使館で政治、経済、儀典、広報文化担当を経て、現在は在メキシコ日本国大使館で主に広報文化業務に従事しております。

自分の仕事において、月並みですが、まず何より南山大学スペイン・ラテンアメリカ学科で学んだ西語が大いに役に立っていると感じます。仕事のカウンターパートは基本的に現地の方ですので、何をするにも現地語が不可欠です。ただ、西語といっても国や地域によって大きな違いがありますが、母校でスペイン人講師だけでなく、メキシコやボリビア、チリといった様々な国籍の先生方に囲まれ、その言語の多様性に苦しみながらも楽しく学んだ経験が、現在、配属先の国でその違いを知りつつ柔軟かつ迅速に対応できることにつながっていると感じます。これは、充実した多国籍からの先生方を擁する、南山大学スペイン・ラテンアメリカ学科の一つの強みだと思います。

また、外交官として仕事をするにあたり、任国の歴史・文化等を熟知することが重要です。数年で配属先が変わり、その都度新たな赴任先の事情を勉強しますが、学生時代に西語圏の経済、政治、歴史、文化等々、ゼミや講義等を通じ幅広く学んだことが、多種多様な西語圏の国をよく理解する上で、私の基礎になっていると感じます。

学生時代は、ありきたりなアドバイスではありますが、「何事にも積極的に思い切って挑戦する」ということを心がけてほしいと思います。学生時代は、様々な分野に関する多くのチャンス、そして、それに挑戦するための時間に溢れており、学生時代に培った知見は、その後の人生の大きな財産になります。学生からすれば当たり前の日常かもしれませんが、社会人になるとその貴重さを実感します。受け身のまま何もしなくても、時間はあっという間に過ぎてしまいますので、今だからこそ、積極的に、そして視野を広めるためにも、留学も含め様々な新しいことに挑戦しておくことをお勧めします。

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業務中の様子(中央右)

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学生時代

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