在学生・卒業生の声 卒業生の進路
【卒業生の声】岡薗実佳さん(2014年度卒業・外務省)
2022.04.22
私は在メキシコ日本国大使館で派遣員として2年間勤務した後、外務省に入省し、現在は在外公館課で在外公館(大使館、総領事館)に勤務する職員の手当関連業務を行っています。
現在の仕事ではスペイン語を使う機会はありませんが、派遣員時代はスペイン語を使って仕事をする日々でした。派遣員の業務には、ホテルや航空券の手配、配車、会計などがありますが、メインは便宜供与といって、日本から出張者が来る際に様々な支援する業務です。時には出張者の市内視察に同行し、案内をすることもあります。事前に準備したこと以外のことを質問されたことがありますが、そのときはスペイン語圏の国々について幅広く大学で学んでいたことが役に立ちました。
学生時代は、特にスペイン語の勉強に力を入れました。毎日多くの課題が出されて大変でしたが、これらをこなすことで徐々にスペイン語力を身に付けることができたと感じています。文法や単語を覚えるのは地道で骨が折れますが、やはり基礎は大切です。基礎があってこそ、話す、書くといったアウトプットに自信が持てるようになり、さらなるレベルアップに繋がると思います。スペイン語を使って仕事をしてみて、基礎の大切さを身をもって感じ、きちんと勉強しておいてよかったと思いました。少しずつの積み重ねが後々自分のためになるので、手を抜かずに取り組むことをおすすめします。
学生生活は長いようであっという間に終わってしまいます。社会人になってからは自由に使える時間がどうしても限られてしまうため、スペイン語の勉強に限らず、留学や旅行など、やってみようと思うことがあればやってみてください。どんな経験であっても、自分の視野を広げるのに役立つと思います。
↑ スペイン留学時代(サラマンカ)
↑ 派遣員時代(メキシコシティのホテルで)