学科紹介
スペイン・ラテンアメリカ学科の特色とは?
スペイン・ラテンアメリカ学科では、スペイン語の高度の運用能力を身につけること、そして、その言語能力を十二分に活用してスペイン語圏という地域に関する専門的な知識を身につけることを目指します。
学科にはスペイン専攻・ラテンアメリカ専攻の2つの専攻があり、いずれかの地域に軸足を置いて学びを深めることもできますが、スペイン語圏はその歴史的経緯から言語文化的背景を共有しているため、各自の興味関心に応じて、どちらの専攻の科目も履修することができるようになっています。
これに加え、ラテンアメリカの重要な大国ブラジルも視野に入れ、ポルトガル語を学ぶことも可能です。
(左 スペイン・トレド Toledo の風景、右 メキシコ・ウシュマル Uxmal のマヤの遺跡)
スペイン・ラテンアメリカ学科で何が学べるの?
対象とする地域
スペイン・ラテンアメリカ学科では、スペインとラテンアメリカ両方の地域(ポルトガル語圏のブラジルを含む)について学びます。スペイン専攻とラテンアメリカ専攻、2つの専攻がありますが、自分の専攻の地域だけに関心を向ければよいというものではなく、両地域の関係を常に意識して学びを進めることができるようになっています。
高度な言語運用能力の育成
スペイン・ラテンアメリカ学科では、対象とする地域で広く使われるスペイン語の高度な運用能力を身につけることを目指します。スペイン語は、スペインとほとんどのラテンアメリカ諸国に加え、アメリカ合衆国でも多く話されている言語であり、スペイン語を母語とする人は世界中で4億人以上います。本学科では、様々な講義や演習を通じ、「聞く・話す・読む・書く」すべての側面から対象地域の言語を学んでいきます。日本人教員・外国人教員が密接に連携を取りながら授業を展開しますので、バランスよく言語能力をのばすことができます。また、特にラテンアメリカ地域で重要なことばであり、また、南山大学のある愛知県で耳にすることの多いポルトガル語も学ぶことができます。
対象地域の文化・社会
スペイン・ラテンアメリカ学科では、対象地域の言語を学ぶだけではありません。学んだ言語を活かし、社会・経済・政治・思想・文学・文化・教育・言語・歴史・芸術などのさまざまな分野について、各自の興味関心に応じ、スペインやラテンアメリカという地域がどのような特色を持っているか、幅広く学ぶことができます。より効果的な研究・教育が可能になるよう、日本人教員と外国人教員が協力し、学科全体のカリキュラムを組んでいます。また、教室外でも当該地域の知識を深める機会がたくさんあります。例えば、「スペイン語劇」では、実際に演じる事でスペイン語を効果的に習得するだけでなく、スペイン文学についても理解を深めることができます。