南山大学 外国語学部 スペイン・ラテンアメリカ学科

特色ある取組 海外フィールドワークB

【体験記】2016年度「スペイン語実習B」(現「海外フィールドワークB」)(コロンビア)での経験

2021.04.01

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福岡 珠代さん
スペイン・ラテンアメリカ学科2年(2016年度時点)

¡Hola, vecino! 皆さん、初めまして。私は8月14日から9月13日の約一か月間、コロンビアでのスペイン語実習に参加してきました。コロンビアってどんな国かご存知ですか?私たちの暮らした首都ボゴタは約標高2600メートルで、富士山でいうと大体7合目くらいのところに位置します。また南米というと暑いイメージを持たれる方が多いですがボゴタはかなり寒く、日本の12月くらいの気温です。びっくりですよね。

さて、コロンビアといえば何を思い浮かべますか? ドラッグ、コーヒー、マフィア、殺人、誘拐・・・?実習に行く前の私の印象はだいたいこのようなものでした。皆さんの中にもコロンビアは危険な国だと思っている方が多くいらっしゃると思います。でも実際に行ってみてコロンビアって実はすごくいい国なんだと実感することができました。

一か月通ったハベリアナ大学では、生徒のレベルに合わせたクラスで授業を受けることができ、先生方はみんなとても優しく情熱的で、会話や文法、コロンビアの歴史などを教えてくれました。理解できない時は何度も言葉を変えジェスチャーを交えて説明してくれましたし、理解できれば「わあ!なんてすばらしいんだ!」なんて言ってすごく褒めてくださいました。昼休みには大学内のカフェや近辺のレストランで、コロンビア人の生徒たちと食事をしたり楽しくおしゃべりをしたりして過ごしました。土日にはハベリアナ大学の人たちとコーヒー農園や塩ででき教会のシュパキラ、金の博物館などに観光に行きました。一番素敵だと思ったことは、コロンビア人の人柄です。私が道を歩いていると、すれ違う人がニコッと笑いこちらを見て、"Hola, ¿qué tal?"(こんにちは、元気?)と聞いてきます。コロンビアには "Todos somos vecinos."(みんながお隣さん)という習慣があるそうで、一緒に出かけた学生たちは、タクシーの運転手ともレストランのウェイターとも、まるで隣人のように仲良く世間話を楽しんでいましたし、外国人である私たちにも同様にお隣さんのように話しかけてくれるのでした。

コロンビアで過ごした時間はここには書ききれないほど濃厚な一か月で、かけがえのない経験だったと感じます。まだ日本人の観光客の少ない「穴場スポット」だと思います!みなさんもコロンビアで「お隣さん」になってみてはいかがでしょうか??

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