教員紹介
江口 伸吾(えぐち しんご) 【教授: 現代中国政治・政治社会論】

北京市内の胡同に遺る梁啓超の書斎にて(2014年12月撮影)
経歴・業績 | 南山大学研究者詳細を参照 |
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研究・授業 | 「グローバル・アクター中国の両義性」 (「南山の先生-知が広げる世界観-」より) |
高校・大学時代の自分
自分のやりたいことがまだあまりわからず、試行錯誤の毎日だったように思います。高校ではフォークソング部に所属し、ギターやピアノを楽しみ、大学ではゼミ活動で他大学との合同ゼミ(十大学合同セミナーなど)によく参加していました。あっと言う間に今に至り、もう遠い昔になってしまいました。懐かしいです。
近年の研究テーマ
現代中国の政治社会の変化とガバナンスの関係性について研究しています。中国は改革開放以来の近代化政策により巨大な社会変動を経験しましたが、それは政治的な民主化につながることはなく、むしろ従来からの一党支配の構造が強化されました。近年、国際社会において権威主義の存在感が増しておりますが、その象徴的な存在とも言える中国において、民主化を回避しながら社会変動をコントロールしようとする中国のガバナンスの特徴は何かという問題に関心があります。
好きなもの、苦手なもの
ありきたりな答えですが、音楽が好きです。いろいろなジャンルの音楽を聴きますが、いつもクラシックのバッハに戻ってしまいます。バッハは洋の東西を問わず現代音楽やジャズなどにも強い影響を残し、不断に解釈し直され続ける古典の魅力に溢れています。また、張学友、周杰倫、五月天などのC-POPもよく聴きます。音楽から得られる共感は、国境を越えた共通の文化がつくられていることを実感させてくれます。苦手なものは書ききれません。
受験生の皆さん、在校生のみなさんへ
大学時代は比較的自由な時間に恵まれており、自分のやりたいことにとりくむには一生のなかで最も適した時期かもしれません。みなさんには、大学時代の貴重な時間をうまく活用し、自分の目標に向けてチャレンジしていただきたいです。また、みなさん一人一人が、大学時代を通して言語と知識を修得し続けることにより自分の世界を押し広げ、昨日までとは違う新たな視界を日々更新しながら、アジアというフィールドのなかで生き生きと輝ける場を是非みつけ出してください。